『リターン~ある外科医の逆襲~』108話、109話の見どころ・ネタバレ
1.責任を回避しようとする二階堂理事長
大日グループの菅野室長が二階堂理事長の前に現れる。話の内容は「大日グループの二階堂宗重会長の健康問題について」であり、このまま二階堂会長の体調が戻らないのであれば責任問題に発展すると理事長に釘を刺す。
©Kakao piccoma Corp.:二階堂理事長に釘を刺しにきた大日グループの菅野室長
会長のために肝移植をしたい理事長だが、会長は高齢なので手術のリスクが高く大日病院で手術をやりたがらない。責任を回避するためにアメリカの優秀な病院で、会長の肝移植で手術をさせようと理事長は考える。
ここで、視点はアメリカの五十嵐徹に移り、セントジョゼフ病院で1年間好成績を上げた徹は無事に教授に任命されるのであった。
二階堂会長の手術をアメリカでやるという話が出たので、セントジョゼフ病院の五十嵐徹のところにお鉢が回ってくる可能性が高い。
しかし、二階堂理事長はセントジョゼフ病院の広重を使って、何か邪魔をしようとしている感じだったが、これから何か起こるのだろうか?(もうすでに徹は教授になってしまった)
2.大日病院に行く交換教授に指名して欲しい五十嵐
徹はセントジョゼフ病院院長のジェームスに呼ばれる。話の内容は、来年の正式採用のための契約であり、ジェームスからは破格の対応を提示される。徹はすぐにイエスとは言わずに、ジェームスからより良い条件を引き出してから、契約書にサインをする。
徹にとって、一番やりたいことは「交換教授の制度を使って大日病院に戻る」である。ジェームスもそれはわかっており、快く引き受けてくれた。
10ヶ月間、セントジョゼフ病院で働いた徹は、他の病院からもかなり良い待遇を提示されていたらしいが、この病院に愛着が湧いたことと、何より交換教授で大日病院に戻りたいという欲求から正式採用の契約書にサインをする。
もちろん、徹の目的は二階堂理事長と春馬の悪事を暴き、然るべき処罰を与えることだろう。しかし、二階堂理事長は失脚させることは出来るかもしれないが、肝心の春馬に関してはいまのところ一切証拠がないので悪事を証明しようがない。
『リターン~ある外科医の逆襲~』108話、109話の感想・考察
毎度のこと、二階堂理事長は徹のことを邪魔しようとするのだが、だいたい敵に塩を送るパターンが多いので、今回の会長の肝移植についても敵に塩を送る結果になりそうである。
大日病院から追い出された徹だったが、セントジョゼフ病院での輝かしい実績を手みあげに大日病院に凱旋しそうである。いまのところ、徹が二階堂親子に何か対抗する手段は持っていないが、前々から言っていた「世界一の医者」になって、春馬の手の届かない存在になるというのは、叶えつつあるようだ。