ピッコマ『ゴッドオブブラックフィールド』73話の見どころ・ネタバレ
1.薫が暴れだす
椎名愛子をメインとしたドラマ制作を発表したことで、暴れ出す如月薫。薫は事務所を移ることや番組を降板することをチラつかせて、自分の言い分を通そうとする。しかし、恭弥はそれに付き合うつもりはなく「薫をクビにしろ」とミシェルに命令する。
クビを宣告した薫から直接会って話がしたいという要望を出されて、恭弥はそれに応じる。DIファミリーに来た恭弥に、薫は謝罪しろと言い放つ、それが出来なければこの業界で生きていけなくさせると豪語する。
©Kakao piccoma Corp.:恭弥に謝罪を要求する薫
しかし、恭弥はそんなことにはならないと強気な返答をするのであった。
DIファミリーの問題児の薫がまた暴れ出す。どうやら自分が一番じゃないと我慢ならないタイプらしい。恭弥としてはドラマの大成功を望んでの制作ではないので、薫は邪魔なだけであるため躊躇なくクビにしてしまう。
薫はこの業界で力を持っているのか、DIファミリーを干すと脅迫する。しかし、恭弥の資金力とフランス大使の後ろ盾がある恭弥にとって、薫からの脅しは何も意味をなさないのであった。
2.ラノックの動線を教えることへの危機感
ラノックからの連絡でフランス企業のクレディ・ベンチャーズに、DIファミリーから投資の申請をしろと言われる恭弥。これによって、恭弥に資金を渡そうという話なのだろう。
ラノックは更に自分の動線を恭弥に教える。これをシャフランに教えることで、20億円を相手組織から送金させて欲しいという。しかし、恭弥はあまりにも危険すぎるとして、この作戦をやめさせようとするのだが、ラノックは引こうとしない。
不安の残る恭弥は京極にラノックが行く予定の「野球場」での護衛は難しいかを聞く。京極の話では暗殺者の方が有利であり、相手が銃を持っていた場合は要人を守るのはほぼ無理だろうという見解を示すのであった。
ラノックからDIファミリーへの資金が提供されることとなり、少なくともDIファミリーが資金繰りで困ることはなくなるようだ。フランス企業が協力してくれるので、干されるという心配もしなくていい。
恭弥が危険だと思っていたラノックの作戦は、京極に話を聞くといよいよリスクがとても高いものだと確信しはじめる。ラノックとしては相手はさすがに銃を使用するとは考えていないということなのだろうか?
『ゴッドオブブラックフィールド』73話の感想・考察
ラノックからの後ろ盾を得たDIファミリーはまだ弱小芸能事務所でありながら、少なくとも薫の脅しには屈しないぐらいの力は得ていた。そもそも、薫のような人物がなぜ、この弱小芸能事務所に所属し続けているのかがよくわからない。ミシェルの言うように本当に引く手あまたならさっさと出てきそうなものである。
ラノックの作戦については、もう少し考える必要がありそうだ。「首切り屋」や北朝鮮の介入があるとすれば、なりふり構わずラノックを殺す作戦を取ってくる可能性がある。
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