『リターン~ある外科医の逆襲~』55話、56話の見どころ・ネタバレ
1.付け込む隙がない徹
回復する見込みがない患者を治療し続ける徹に、救急センターの先輩医師が「もう諦めて退院してもらおう」と諭す。しかし、徹は「自分が担当した患者は最後まで治療をする」という信念を元に、治療を続ける。
©Kakao piccoma Corp.:医師として最後まで治療を続けるという徹
だが、残念ながら重病患者の加納さんは亡くなってしまう。大日病院上層部は予定通り、徹のミスを追求するためにチームを結成する。
しかし、徹の処置は完璧であり非の打ち所がなく、上層部が想定していたミスを指摘して徹を引きずり下ろすという作戦は失敗するのであった。
二階堂宗利が期待していた徹の医療ミスは全く起きず、むしろ完璧な処置をしたために教授内での評判が上がる。なんとか、ミスをでっち上げようとするのだが、それさえも救急センターの医師から拒否されて、大日病院上層部の思惑は外れる。
評価を落とすために重病患者をあてがったわけだが、徹の技術の高さが際立ち、徹に塩を送った形となった。
2.前世の妻とのデート
内科の会議では本来、内科で見るべき末期がん患者が、なぜ救急センターの研修医が担当しなければならなかったのか問題視されていた。徹の処置の素晴らしさはここでも話題になり、是が非でも才能のある徹を内科に引き込みたいという思惑が高まることになる。
徹は救急センターのあまりの忙しさに美穂と明日香のデートの約束の日を同じにしてしまう。しかたなく、美穂との食事を断る徹だったが、美穂はそのショックで泣いてしまう。
美穂への後ろめたい気持ちを引きずりながらも前世の妻・明日香とデートをする徹。前世で夫婦だったこともあり、徹は明日香の好みな店やモノを注文して、明日香を喜ばせるのであった。
内科の会長にまで気に入られだした徹。本格的に才能のある徹のスカウト合戦が始まりそうである。
まさかのダブルブッキングをしてしまう徹は、先に約束をしていた明日香の方を優先する。前世で夫婦だったので明日香とのデート自体はうまくいくのだが、それが明日香に対する純粋な好意なのかはわからない。
『リターン~ある外科医の逆襲~』55話、56話の感想・考察
大日病院上層部から目をつけられた徹だったが、意図せずその実力ではねのける。しかし、相手は病院内で一番の権力を持つ存在なので、徹がこの病院から去るまで圧力は続きそうである(春馬を1位にするために徹は邪魔な存在)。
恋愛には鈍感な徹だが、美穂と明日香にダブルブッキングをしてしまうほどモテてはいる。さすがにこのまま鈍感キャラを押し通していくのは厳しいと思うので、どちらかと付き合うような決断は必要になってくるだろう。