『リターン~ある外科医の逆襲~』123、124話の見どころ・ネタバレ
1.徹のシンポジウムが開かれる
帰国直後は決められた仕事もなく平穏な日々を送っていた五十嵐徹だったが、大日病院に「名医・五十嵐徹」がいるという噂が広まり一気に仕事が増える。
徹の名前は医師たちの間でも話題になっており、その流れで「研修医相手に講演をして欲しい」と依頼を受ける。
その依頼を快く受けた徹であったが、その話を聞いていた教授達が話をどんどん大きくしていき、全国の医師なら誰でも入れる巨大なシンポジウムが開かれることになってしまうのであった。
©Kakao piccoma Corp.:ただの講演会がシンポジウムにまで発展して驚く五十嵐徹
大日病院の外科科長の本居教授は二階堂理事長からの浅はかな命令で「徹に恥をかかせるような質問をしろ」と言われていた。
しかし、徹の理路整然とした受け答えの姿を見て、本居教授は今の自分と徹を比べてしまい恥ずかしくなり質問できないでいた。
相変わらず二階堂理事長は徹のことを過小評価しており本居教授がちょっと突っつけばボロが出る程度の存在だと思っているようだ。
2.またも患者を手に掛けようとする春馬
徹はシンポジウムを大成功に収め、医師たちから更に注目を集める。そんな中、徹は大日グループの元会長『二階堂宗重』から主治医を指名されて、それを了承する。
主治医変更の噂は瞬く間に広まり「ゆくゆくは五十嵐徹が院長になるのでは?」と言われるようになる。
評判が高まる徹を嫌った春馬は、またしても徹の患者を意図的に殺そうとするが、そんな場面を徹はじっと監視しているのであった。
©Kakao piccoma Corp.:徹の活躍を快く思わない春馬
春馬としては蹴落として、地獄の底に叩き落としたはずなのに、さらに大きくなって帰ってきたとあっては面白くないだろう。
精神的にもおかしくなっており、人を殺すことに躊躇がなくなっている。
ありとあらゆる面で春馬の先を行く徹を止める方法は「患者を意図的に殺して医療事故と見せかける」ぐらいしかないのだろう。
『リターン~ある外科医の逆襲~』123、124話の感想・考察
徹の評判は医師の中でもトップクラスとなり、二階堂宗重の主治医となったことでそれは盤石となる。
今まで春馬が医療事故を意図的に起こしていたかどうかは明確ではなかったが、春馬側の心情が語られたことで、これが確定した。
決して油断しなくなった徹は、常に春馬を監視して付け入る隙を与えない動きをしていた。
以前と違って、完全に春馬を「敵」認定しているので、隙を晒すことはないだろう。