『リターン~ある外科医の逆襲~』125、126話の見どころ・ネタバレ
1.結婚が了承される徹と美穂
五十嵐徹の監視に気づいた春馬はすんでのところで手を止める。
決定的な証拠を得られそうだったと悔やむ徹だったが、今度こそ確実に病院、ひいては医療業界から追放するつもりだと春馬に言い放つ。
春馬に宣戦布告した徹は、その後、美穂と一緒に二階堂宗重会長の家に行き、ふたりが付き合っていること、そして結婚するつもりであることを打ち明けるのであった。
©Kakao piccoma Corp.:過酷な家庭環境のなか、まっすぐに育った二階堂美穂
全てにおいて追い詰められている春馬は、逆にその状況を楽しんでいるようであった。ラストチャンスだからこそ、全力で戦ってやろうという思いがあるのかもしれない。
美穂との結婚も宗重会長の了承を得たことで、ほぼ正式決定した感じである。
世界的名医であることと、会長自身を手術によって救ったことが何よりも大きい。
2.悪行の証拠を突きつけられる二階堂宗利
徹から宗重会長へのお願いは「時が来たら公正な処分をお願いします」というものであり、宗重会長はそれを了承する。
宗重会長はそこから大日病院の経営状況が悪化していることを次男の宗成から知らされる。宗成との会話でこれを機に後継者を「五十嵐徹」にして、再建を図ろうと決断する。
突如、上から後継者を決定された大日病院理事長「二階堂宗利」は怒り出す。そんな宗利の元に徹が現れて、宗利が今まで行ってきた悪行の証拠を突きつけるのであった。
©Kakao piccoma Corp.:二階堂宗利の悪行を証拠と共に突きつける徹
すべての外堀が埋められて、宗利理事長はとうとう追い詰められる。証拠も揃い、大日グループという威光にもすがれない状況だ。これは逮捕しか結末が待っていなさそうである。
宗利理事長は春馬よりも無能で、しかもなぜか部下たちは裏切らないと思っているので、春馬と違い証拠がたくさん残っているというのはうなずける。
『リターン~ある外科医の逆襲~』125、126話の感想・考察
長年、徹を苦しめたいが元凶である二階堂宗利についに王手をかけた。この証拠を警察やマスコミに出せば、ほどなくして逮捕され大日病院での宗利政権も終わりを迎える。
そうなれば、後ろ盾を完全になくした春馬だけが残るので、彼が悪事を働いた証拠を見つければ徹の完全勝利となる。
最悪、証拠がなくても徹の後ろ盾は完璧なので、春馬を病院から追い出すことは造作もないだろう。