『リターン~ある外科医の逆襲~』129、130話の見どころ・ネタバレ
1.逮捕、そして見捨てられる宗利
宗利理事長が美穂に手を上げようとしたところで、五十嵐徹が止めに入る。決定的な場面を見られた宗利は、徹から言い渡された1週間という猶予さえなかったことにされる。
ほどなくして関口率いる警察が現れて、大日病院の理事長「二階堂宗利」は数々の罪状で逮捕されてしまう。
徹底的に抵抗した宗利だが、留置所に捕らわれてしまう。心の中で「大日グループの権力で助けてくれるはずだ」と思っていた宗利だったが、そこに次男の宗成が現れて「お前のことは見捨てる」と宣言されてしまうのであった。
©Kakao piccoma Corp.:身内に見捨てられて呆然とする二階堂宗利
頼みの大日グループからも見捨てられてチェックメイトとなった二階堂宗利。一応、「頭痛」によって手術パートが匂わされているが、それ以外での今後の登場は考えづらいだろう。
これで残る敵は春馬のみとなった。追い詰められているがゆえに、何をしてくるかわからない怖さがある。
2.再起不能となる二階堂宗利
逮捕された二階堂宗利の裁判は迅速に行われ懲役5年が言い渡される。激高した宗利は怒りのままに徹に襲いかかるが頭痛の症状が悪化し失神してしまう。
宗利は一命は取り留めたものの、病状を放置していたことから全身麻痺になってしまい、今までの悪事の報いを受けることとなった。
宗利亡きあと、大日病院の院長を務めて欲しいと二階堂宗成が徹にオファーをする。全面的なサポートを約束された徹だったが、適任者の暁教授を推薦した上で、自分はまだアメリカで経験を積みたいと言うのであった。
©Kakao piccoma Corp.:大日病院院長のオファーを蹴る五十嵐徹
宗利の頭痛は「手術パート」への伏線と思っていたが、宗利に止めを刺すための一撃だったとは予想外だった。文字通り、報いを受けたと言っていいだろう
院長のオファーも受けるかと予想していたのだが、徹としてはまだまだ経験を積んで高みを目指したいらしい。彼の目的が世界一の医者になることだから当然と言えるかもしれない。
『リターン~ある外科医の逆襲~』129、130話の感想・考察
ついに宗利は法的にも肉体的にも無効化され、二度と悪事が働けなくなった。
あとは春馬にどうやってチェックメイトを掛けるかで、この作品の最終回が見えてくるだろう。