『俺だけレベルアップな件』63話、64話の見どころ・ネタバレ
1.水篠旬のスカウト合戦
騒ぎを聞きつけて現れた最上真は水篠旬をひと目見て相当な実力者だと判断する。ハンタースギルドに引き入れようと話を持ちかけるが、忙しいことを理由に即座に会話を拒否される。
水篠旬の母親は「溺睡病」というゲート出現後に見られるようになった新しい奇病にかかっていた。症状としては「目覚めることのない眠り」であり、旬は「命の神水」を早く作って母親を救いたいと思っている。
そんな旬にハンター協会の会長・後藤清臣が会いに来る。規模の割りに優秀なハンターが少ないハンター協会に旬をスカウトしに来たようだ。
© Kakao piccoma Corp.:水篠旬に会いに来たハンター協会会長・後藤清臣
ハンター協会も含めて、S級クラスの人物が水篠旬の実力を知り、大手ギルドがスカウトに躍起になり始める。その一番手となったのがハンター協会だ。金は用意できないが、何か別の価値を提供できるようだ。
旬としては現状、母親を救うことを最優先にしているので、それが解決するまではどこのギルドにも入らなさそうだ。唯一可能性があるとすれば、自由度の高さを保証してくれそうな諸菱ギルドだろうか?
2.居るべき場所はダンジョンの中
後藤会長は水篠旬のためにハンター協会の重要なポストを用意すると言う。後藤会長としては今、均衡が取れている5大ギルドのどこかに旬が加入してバランスが崩れることを恐れている。
旬は提案を魅力的に感じるが、ハンター協会に所属すると低級ダンジョンしか攻略できず、これ以上のレベルアップはできないと判断する。旬は「俺が居るべき場所はダンジョンの中にある」と言って、提案を断ることにする。
一方、ジュンイチローにやられた右京将人は病室で目を覚ます。ジュンイチローは戦いのあと、行方をくらましたようだ。右京将人は体を治し次第、次は完全な装備をしてジュンイチローに復讐をすると誓うのであった。
© Kakao piccoma Corp.:ジュンイチローに復讐しようと考える右京将人
水篠旬を引き入れるのにネックになってくるのはやはり「レベルアップできなくなる不自由さ」だろう。彼はまだ自分の能力を隠しているので、旬に見合った提案をするのは難しそうだ。
右京将人の恨みは水篠旬からジュンイチローに移った。こうなると水篠旬との戦いは起こらなさそうだ。右京としても装備を整えれば、まだ勝てる相手を判断しているのだろう。
『俺だけレベルアップな件』63話、64話の感想・考察
水篠旬をスカウトできるギルドは彼がレベルアップできる環境を用意できないといけない。そう考えると、資金力を持った大型ギルドに対象は絞られてくる。
しかし、ハンタースギルドや白虎ギルドからの誘いも無視した前歴があるので、5大ギルドに入る可能性は低いだろう。あるとすれば、このまま1人でやり続けるか、諸菱ギルドに入るのが濃厚そうだ。