『俺だけレベルアップな件』73話、74話の見どころ・ネタバレ
1.カルガルガンの軍勢vs影の軍団
犬飼課長筆頭に監視課の人間たちが水篠旬が入ったダンジョンを訪ねてくる。監視課がダンジョンを再測定するとS級に限りなく近いA級であることがわかる。犬飼たちは一応、応援のためにダンジョンに侵入する。
水篠旬とカルガルガンの軍団同士の戦いが始まる。イグリットを筆頭としたナイト級たちはハイオーク相手に優勢に戦えるが、それ以外は倒されることが多いので旬自らハイオークを倒す必要が出てくる。
カルガルガン自体も強く劣勢かと思われたが、アイテムで旬の魔力は回復し放題、しかもハイオークの死体を影の軍団に加えることができるために、徐々に旬側が優勢になっていくのであった。
© Kakao piccoma Corp.:ダンジョンの魔力の大きさに驚く監視課・犬飼課長
再測定するとやはり屈指の高レベルダンジョンだとわかる。モンスター側が賢いと意図的に実力を隠しておくことが可能なようだ。こういう前例が作られると、ダンジョン攻略に過剰戦力を投入しないといけなくなってしまう。
水篠旬の力を下支えしているのは、アイテムやスキルの豊富さだろう。魔力回復し放題かつ、1日1回体力全回復もあるのでとんでもない粘り強さだ。しかも、死体を仲間にできるので長期戦にめっぽう強い。
2.カルガルガンを追い詰めていく水篠旬
劣勢になったカルガルガンは親衛隊と思われるハイオークを攻撃に参加させる。しかし、ナイト級と親衛隊の戦いではナイト級の方が優勢に戦いを進める。
追い詰められたカルガルガンは水篠旬に直接呪いを掛けるが、旬の特殊スキルによって呪いは無効化されてしまう。
カルガルガンは自分自身を強化して戦いを挑むのだが、親衛隊を失った魔法使いのカルガルガンは暗殺タイプの旬と相性が悪く切り刻まれてしまうのであった。
© Kakao piccoma Corp.:徐々に影の軍団に押され始めて焦るカルガルガン
本来、魔法タイプのカルガルガンは護衛の親衛隊を動かすべきではないのだが、それすら動かさないといけないほど追い詰められていた。ある意味、この時点で詰んでいたと言える。
頼みの親衛隊もやられてしまっては、あとは数の暴力で押し潰されるのみだろう。
『俺だけレベルアップな件』73話、74話の感想・考察。
「相性最悪」と言う言葉通り、戦いを有利に進めていく水篠旬。ハイオークたちを仲間にしていける、親衛隊同士の戦いでは優勢、ボス格同士の戦いも相性で有利と全ての条件が旬側に傾いていた。
カルガルガンは何か、水篠旬の力や能力に心当たりがあり何か名前を言っていたが、それは濁されてしまう。アイスエルフのときもそうだったが、システム側の干渉で言葉が遮られるときがある。