『俺だけレベルアップな件』155話、156話の見どころ・ネタバレ
1.遊園地に向坂雫を誘う
超大型ゲートが出現したことで避難する人々、しかし水篠旬の母親は旬が守ってくれるという理由で家から出るつもりはないようだ。水篠旬は君主たちの気配を探るが一向に出てくる様子がない。
暇になった旬は友達として向坂雫を遊園地に誘う。他の客から注目を浴びながらも遊園地のアトラクションで遊ぶのだが、2人にとっては物足らない。そこで水篠旬は飛龍カイセルを使って、大空の旅を演出する。
水篠旬が遊園地に行きたかった理由は、あそこが父親が行方不明になった現場だったからだ。そんな場所に誘われたことに向坂雫は光栄に思う。旬はもう1つ見せたい場所があると言って、向坂雫を夜空がよく見える場所に誘うのであった。
© Kakao piccoma Corp.:向坂雫を星空の見える丘に誘う水篠旬
唐突に現れたデート回。一応、この作品にはヒロイン枠として初期は観月、後期は向坂雫がいるが水篠旬自身が1人で戦うキャラなので、そこまで恋愛要素はなかった。
今回のデートに関しても水篠旬側の好意というものは見えず、どちからというと向坂雫の一方通行な好意という感じがする。旬としては父親の失踪場所に行って、決戦前に気持ちを切り替えるという作業だったのかもしれない。
2.牙の君主の出現
あと数日で超大型ゲートがダンジョンブレイクを起こすというときに、東京に「獣の王 牙の君主」が現れてハンターたちを襲い始める。
なんとかハンター協会は水篠旬と連絡を取って応援を頼む。旬は、犬飼会長から得られた情報から相手は君主であると予想する。
現場にはレナート・ニールマンとトーマス・アンドレが到着しており、牙の君主にはトーマス1人で立ち向かおうとする。お互い戦闘態勢となり、一対一の戦いが始まるのであった。
© Kakao piccoma Corp.:死ぬ覚悟で牙の君主に挑もうとするレナート・ニールマンをどかすトーマス・アンドレ
まさかのダンジョンブレイク前に君主たちが攻撃を仕掛けてくる。理由はわからないが、それほど早くに水篠旬を排除したかったのだろう。
しかし、ちょうど水篠旬は不在であり相手をするのは国家権力級のトーマス・アンドレとなった。他の国家権力級ハンターはすでに君主に破れていることから、トーマス・アンドレも牙の君主に勝利するのは厳しそうだ。
『俺だけレベルアップな件』155話、156話の感想・考察。
ダンジョンブレイクより前に君主たちが攻撃を仕掛けてくる。牙の君主は酷寒の君主に賛同して、水篠旬を倒しに来たので、おそらくこの場に居るのは牙の君主だけではなく、他に2人君主がいるだろう。
国家権力級ハンターでさえ殺せてしまう相手なので、S級ハンターさえもこの戦いには足手まといになる。トーマス・アンドレも勝てる可能性は低いので、水篠旬が来るまでの時間稼ぎになりそうだ。影の交換が使えなくなっているので、東京は擬似的に隔離された状態になっていると考えるべきか?