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『ゴッドオブブラックフィールド』第184話ネタバレ感想|母の涙に揺れた心、恭弥が下す決断

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『ゴッドオブブラックフィールド』第184話ネタバレ感想|母の涙に揺れた心、恭弥が下す決断

※本記事には『ゴッドオブブラックフィールド』第184話のネタバレが含まれます。未読の方はご注意ください。

前回の183話では、ユニコーンプロジェクトが正式に動き出す中で、恭弥が黒川と再会。周防への怒りを抑えつつも、裏で着実に準備を進めていました。

そして今回、第184話ではその「怒り」と「冷静さ」がぶつかり合う展開に突入します。

黒川からの慎重な助言、家族の涙、スミセンの軽さ、ダエルの提案……それぞれが恭弥の判断に影響を与え、ついに彼は「動く決意」を固めるのでした。

目次

見どころ1:黒川の冷静な助言と、恭弥たちの葛藤

周防をどうするかという話題の中で、恭弥とダエルは完全に実力行使モード。感情が前に出た恭弥の発言がこちらです。

恭弥「今すぐにでも乗り込んでぶっ殺したいのですが…」

このセリフ、シンプルに物騒なんだけど、ここまでの積み重ねがあるから、むしろスカッとしました。

なかやす

恭弥がここまで怒りをためてたのも納得です。周防の悪事があれだけ続いてれば、そりゃブチ切れるのも当然です。

でもそこに冷静に水を差してきたのが、黒川さん。相手の周防がどれほど面倒な存在かを説明してくれて、しかも強硬策ではなく「ちょっと待ってくれませんか?」とお願いするスタイルなのがまた渋い。

黒川「 騒ぎになって不利になるのは西さんですよ」

説得のしかたがめちゃくちゃ大人で、信頼感しかないです。こういう人が味方にいるのは本当に心強い…。しかもダエルが「こっそりやりゃいい」って無邪気に提案したところもあって、ちょっと和みました。やっぱりこの2人のバランスって最高ですね。

なかやす

感情爆発の恭弥、脳筋発言のダエル、冷静な黒川。バランスが絶妙な組み合わせだと改めて感じました。

見どころ2:家族の涙と、恭弥の決意──“来週、ケリをつける”

夜、恭弥のもとに母・西花恋から電話がかかってきます。泣き声が聞こえてきた瞬間、恭弥はとっさに最悪の事態を疑いました。

恭弥「 …今、どこですか?」

読んでいてこちらも緊張しましたが、実際は大学進学の知らせに感動して泣いていたとのこと。

なかやす

家族にとっては「普通の嬉しさ」でも、恭弥にはそれが「無事なのか」の確認になってしまう。どれだけ心に余裕がないかが、ここでよく伝わってきました。

電話を終えたあと、恭弥は怒りを抑えきれなくなります。母の涙の理由が嬉しさだったとはいえ、それだけで心配してしまう今の状況が、やりきれなかったのでしょう。

恭弥「こんな些細なことで無事かどうか心配になるなんて…これも全て周防のせいだ。とっとと、ケリをつけねぇと…」

恭弥「こんな些細なことで無事かどうか心配になるなんて…これも全て周防のせいだ。とっとと、ケリをつけねぇと…」

セリフの語尾がどれも重たくて、恭弥の心が限界にきているように感じました。

なかやす

いつもの冷静さはもうない。ここで彼が「動く覚悟」を固めたのがはっきり分かります。

そのあと、スミセンへの電話やダエルとの雑談も挟まりますが、どれも恭弥の決意をより際立たせる演出になっていました。中でもスミセンの浮かれっぷりには思わず苦笑い。逆に、ああいうノリがあるからこそ、恭弥の張りつめた気持ちが際立っていたのかもしれません。

まとめ:ゴッドオブブラックフィールド 第184話

第184話は、恭弥の「我慢の限界」が描かれた回だったと感じました。

表面上はいつも通りに振る舞っていても、家族のささいな反応に過敏に反応してしまうあたり、心の中ではかなり追い詰められていたのでしょう。

特に注目したのは、黒川の助言を受け入れつつも、恭弥が「ケリをつける」と決めた点です。

つまり、恭弥は「冷静さ」と「感情」の両方を自分の中で折り合いながら、次の行動に進もうとしています。

そしてダエルやスミセンといった仲間たちの存在も、恭弥の判断に微妙な影響を与えているように見えました。

あくまで個人の闘いではなく、「守るべき人たち」と「協力できる仲間」がいるからこそ、今回の決意に重みがあるのだと思います。

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