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『ゴッドオブブラックフィールド』第185話ネタバレ感想|フランスルートでユニコーン会合に参加決定

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『ゴッドオブブラックフィールド』第185話ネタバレ感想|フランスルートでユニコーン会合に参加決定

※本記事には『ゴッドオブブラックフィールド』第185話のネタバレが含まれます。未読の方はご注意ください。

前回の第184話では、恭弥とダエルが今後の作戦について静かに意志を確認し合う中、ユニコーンプロジェクトの公式発表が間近に迫っていました。

黒川や母親との電話のやりとりからは、恭弥の精神的な緊張と家族への配慮も読み取れる内容でした。

そして185話では、いよいよユニコーンが現実のものとして動き出します。それに伴い、恭弥の立場もまた新たな局面へと変化。

日常と非日常の境界が曖昧になる中で、彼はどのようにバランスを取り続けるのか。この先を占ううえでも見逃せない内容となっています。

目次

見どころ1:ダエルの変化と鬼塚の成長

ダエルがふと口にしたのは、「カフェを買って、仲間が集まれるアジトを作りたい」という話でした。これまでの彼からはあまり聞かなかったような「建設的」な提案で、恭弥も一瞬驚いています。

ダエル「仲間が集まれるオレたちのアジトを作りたいんす!運動器具を置けばトレーニングもできるっすよ?」

この場面、ギャグっぽさもありつつ、個人的にはかなり納得できる展開でした。というのも、この作品って資金は潤沢にあるのに、それを活かせる「物理的な拠点」が長らくなかったんですよね。

なかやす

しかも、体を鍛えるべき場所である学校に全然行かないという現状もあって、それを補う手段としても理にかなっているなと感じました。

その直後には、モンゴル作戦を経たダエルが「昔の自分の体に近づいてる気がする」と語る場面があり、恭弥も内心で「オレと同じ現象が起きてる」と受け止めていました。

つまり、死後の転生設定が再び物語の軸に戻ってきた印象です。

『ゴッドオブブラックフィールド』第185話ネタバレ感想|ダエル「実を言うとモンゴル作戦の時なんだか覚醒したというか…だんだん昔のダエルの体に近づいてる感じがするんすよね」

ダエル「実を言うとモンゴル作戦の時なんだか覚醒したというか…だんだん昔のダエルの体に近づいてる感じがするんすよね」

このセリフ、今後の伏線としてかなり重要だと思っています。単なる思い込みなのか、超常的な「何か」が関係しているのか。こういう再生や覚醒の要素は、設定考察のしがいがあって良いですね。

そして鬼塚の名前がここで出てくるのも、地味に見逃せないポイントです。あの彼が、歯を食いしばって特訓に耐えてるというのは、ダエルの口から語られただけにリアリティがあります。

なかやす

いじめっ子だった鬼塚が、今や「見違えるほど頑張ってる」と評される日が来るとは…。

作品の中で最も意外な成長曲線を描いているのは、鬼塚かもしれません。

見どころ2:恭弥、ユニコーン発表会に参加へ

ユニコーンプロジェクトがついに公式に発表され、それに合わせて恭弥が「フランス大使館からの招待」という形で情報機関の会合に参加することが決まりました。

この知らせを黒川から受けたときの、恭弥の第一声が妙にリアルで印象に残ります。

恭弥「参加するのは別にいいですけど、テレビに映ったりしませんか?」

なかやす

有名になることに対する拒否感は、ただの照れやポリシーというより、もっと実利的な理由があるように思えます。

例えば、家族を巻き込まないためとか、動きやすい立場を保つためとか。実際、敵が彼の正体を知れば、標的が彼だけで済まなくなるのは目に見えてます。

過去の戦闘経験からそういう危機管理が骨身に染みてるんでしょう。

また、黒川がわざわざ「非公開が原則」「別行動になる」と念押ししていたあたり、今回の会合がただの外交イベントではないことがわかります。

あくまで裏の人間たちによる情報戦であり、表舞台に名前が出ることは許されない領域です。

黒川「フランス大使館から招聘する形で参加してもらおうかと考えています」

個人的に注目したのは、恭弥がこの提案をあっさり受け入れた点です。かつてならもっと警戒していたかもしれませんが、今の彼は自分の役割を理解したうえで、選べる限られた手札を着実に使っている印象があります。

なかやす

それは成長とも言えるし、黒川やラノックとの信頼関係が築かれていることも、この決断の背景にあると思います。

まとめ:ゴッドオブブラックフィールド 第185話

今回の185話では、ダエルや鬼塚といった脇のキャラクターにも成長の兆しが見え、物語の広がりが一段と増してきました。

特に、ユニコーン発表会を通じて恭弥が国際政治の舞台に一歩足を踏み入れたことは、これまでの「裏方」という立ち位置から、次なる局面への移行を示唆しているように感じます。

また、会話の端々から恭弥が自分だけでなく家族や仲間を守る意識を持って動いていることがわかり、その慎重な判断が今後どんな結果をもたらすのかも気になるところです。

ただの暴力による解決ではなく、国家間の利害をどう乗り越えるのか。この作品が描こうとしているスケールの大きさを、改めて意識させられる回でした。

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