MENU

『ゴッドオブブラックフィールド』第223話ネタバレ感想|恭弥と虎太郎の勝負決着

当ページのリンクには広告が含まれています。
『ゴッドオブブラックフィールド』第223話ネタバレ感想|恭弥と虎太郎の勝負決着

※本記事には『ゴッド・オブ・ブラックフィールド』第223話のネタバレが含まれます。未読の方はご注意ください。

前回は虎太郎が次々と味方を斬り伏せ、煉谷や京極を戦闘不能に追い込みました。恭弥はダエルの援護を受け、ついに虎太郎との一騎打ちに臨みます。

そして今回は、恭弥と虎太郎の壮絶な死闘がついに決着します。互いに一歩も譲らぬ攻防の果てに、勝利をつかんだのは──。

目次

見どころ1:隙を演出する虎太郎の巧妙さ

恭弥と虎太郎の死闘は、一瞬の判断が命を左右する極限の戦いとなりました。

虎太郎は刀をわざと地面に叩きつけて隙を作り、恭弥に攻撃を誘わせるというフェイクを仕掛けます。

恭弥はそれに乗じてこめかみにナタを振るいますが、虎太郎はそれを回避しつつ、反撃で恭弥の右脇腹に一太刀を浴びせました。

この一撃により恭弥の右腕はほとんど使い物にならなくなってしまいます。

ナタを左手に持ち替え、何とか虎太郎の連撃をしのぐ恭弥。ですが、防ぐだけで精一杯の状態に追い込まれます。

さらに虎太郎の突きを避けた勢いで後ろに倒れてしまい、トドメを刺されそうになりますが、体をひねって間一髪で回避。

虎太郎の刀が地面に深く刺さったことで、今度は恭弥が反撃に転じます。

刀を引き抜こうとする虎太郎に対し、恭弥はその隙を突いて右手の腱を斬りつけます。

これで虎太郎も右手を封じられることとなり、互角の勝負に戻ります。

『ゴッドオブブラックフィールド』第223話ネタバレ感想|恭弥「これでおあいこだな」

恭弥「これでおあいこだな」

©Kakao piccoma Corp.

恭弥が虎太郎のフェイクに引っかかってしまった場面は、意外だったと感じました。

なかやす

これまでの恭弥であれば、敵が意図的に隙を見せていることを即座に見抜き、あえて乗らない選択をしていたはずです。ところが今回は、その一撃に踏み込んでしまった。

それだけ虎太郎の「隙の作り方」が巧みだったのでしょう。

彼は攻撃を誘導する技術と、その瞬間に反撃できる間合いの読みが完璧だったので、恭弥のナタをギリギリで回避することができました。

この動きは、虎太郎が「恭弥の実力を読み切った」からこそ成立した、極めてハイレベルな誘導だったといえます。

恭弥を翻弄できる敵が現れたこと自体が、彼の強敵ぶりを端的に示していた場面でした。

見どころ2:虎太郎を超えた恭弥の底力

恭弥は戦況を見渡し、自分と虎太郎の勝敗がこの戦い全体の結果を左右することを悟ります。

ダエル以外の戦力が拮抗している今、もし自分が敗れれば全員が命を落とすかもしれない。その覚悟が恭弥を奮い立たせました。

両者の斬り合いは一進一退で続き、決定打は出ないまま時間が経過します。そんな中、恭弥の左目に血が入り、一瞬の隙を突かれてナタをはじき飛ばされてしまいます。

丸腰となった恭弥に対し、虎太郎は勝利を確信して刀を突き出しますが、恭弥は両手でその刀を受け止めるという離れ業で応戦しました。

虎太郎が刀を引こうとするも、恭弥の力で阻まれ、その間に落ちていたナタを足で拾われてしまいます。

執拗に刀に固執する虎太郎は反応が遅れ、顔面を斬られて戦局が一変。

その後も恭弥は止まることなく虎太郎の頭部を容赦なく斬りつけ、ついに決着がつきます。

リーダーを討ち取った恭弥は、全軍に向かって叫びました。

恭弥「あとは雑魚だけだ!! 全員ぶっ殺せ!!」

©Kakao piccoma Corp.
なかやす

この場面で強く印象に残ったのは、追い詰められながらも、恭弥が最後まで勝負を諦めなかった点です。

左目に血が入り、武器も弾かれて丸腰になるという絶望的な状況で、虎太郎の突きを素手で受け止めた判断と度胸は尋常ではありません。

しかも、落ちていたナタを足で拾って反撃するという芸当まで見せ、体を動かす技術の高さがわかります。

では、なぜ恭弥がここまで冷静に戦えたのか?その鍵は、彼が「虎太郎クラスの人間と過去に戦ったことがある」という点にあるのでしょう。

なかやす

作中でも「傭兵時代を含めても五本の指に入るくらい強い」と語られていますが、裏を返せば、それだけの強者と命のやり取りをしてきたということでもあります。

虎太郎は圧倒的な身体能力と技量を持ち、恭弥を翻弄しましたが、経験の幅においてはわずかに及ばなかったのかもしれません。

土壇場で勝敗を分けたのは、単なる技術や力ではなく「修羅場を潜ってきた数」だったように感じました。

まとめ:ゴッドオブブラックフィールド:第223話

  • 虎太郎は刀を叩きつけて意図的な隙を演出した
  • 虎太郎は恭弥の攻撃をかわしつつ恭弥の右脇腹を斬った
  • 恭弥は右腕を負傷し、ナタを左手に持ち替えて応戦
  • 虎太郎の右手の腱を斬り、互角の状況に持ち込んだ
  • 虎太郎のフェイクは恭弥の実力を見抜いた精緻な誘導だった
  • 恭弥は戦況を冷静に分析し、自らが鍵を握ると判断した
  • 最終的に恭弥は丸腰の状態から逆転し虎太郎を討ち取った
  • 決着を分けたのは修羅場を潜り抜けた経験の差だった
目次