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『ゴッドオブブラックフィールド』第251話ネタバレ感想|西郷が敗北を認め模擬戦の終了を決断する

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『ゴッドオブブラックフィールド』第251話ネタバレ感想|西郷が敗北を認め模擬戦の終了を決断する

※本記事には『ゴッド・オブ・ブラックフィールド』第251話のネタバレが含まれます。未読の方はご注意ください。

前回は、恭弥たちが模擬戦に挑み、開始直後から圧倒的な射撃で防衛班を次々と倒し、わずか30秒で1階を突破しました。西郷の部下たちも予想外の展開に混乱し、状況を把握できずに動揺していました。

そして今回は、勢いそのままに2階へ突入した恭弥とダエルが、その実力を見せつける展開が描かれます。仲間たちの認識をも揺るがす圧巻の戦いぶりが展開いく回となっています。

目次

見どころ1:特殊部隊を凌駕する二人の実力

中央統制室では、防衛班の隊員が次々に倒れていく状況に、部下たちは戸惑いを隠せませんでした。エラーではないかと一度は疑ったものの、仲間がわずか1分で倒されてしまう現実を受け入れられず、結局「手加減しているだけだ」と考えて自分たちを落ち着かせようとしていました。

一方その頃、恭弥たちは二階へ向かって移動していました。恭弥とダエルは互いに競い合うように走り出し、どちらがより多くの敵を倒せるかを争う雰囲気が生まれていました。

岩田は、構造も分からず突入するのは無謀だと心配していましたが、京極は、圧倒的に勝てばやられた側はぐうの音も出せなくなると彼らのやり方を支持します。

その後、京極自身も遅れを取るまいと走り出し、岩田は「まともなのは自分だけなのか」と戸惑いながらも後を追いました。

二階に到着すると、恭弥とダエルは左右に分かれて突入することにしました。恭弥は仲間に「何があっても倒されるな」と念を押し、先頭に立って部屋へ飛び込みます。

そこで敵の位置を瞬時に把握した恭弥は、前転しながら即座に射撃を行い、防衛班の隊員を一撃で仕留めます。その動きは正確かつ迅速で、同行していた岩田や安西も遅れを取るほどでした。

安西(一歩出遅れたどころじゃない。敵の発見から射撃までの間、俺は銃口を向けることすらできなかった。まさかここまで実力の差があったなんて・・・)

©Kakao piccoma Corp.

恭弥は「移動するぞ」と冷静に告げ、そのまま制圧を進めていきました。岩田はその動きを目の当たりにして「現役時代の社長以上だ」と衝撃を受け、自分が共にしているのが規格外の実力者であると改めて実感しました。

一方で、別の部屋へ突入したダエルもまた、瞬く間に敵を倒して場を制圧しました。その堂々とした動きに京極も感心し、ダエルの実力を高く評価します。

こうして、恭弥とダエルという二人の圧倒的な戦闘力は、周囲に強烈な印象を刻みつける結果となりました。

なかやす

このシーンで際立っているのは、恭弥とダエルの実力が周囲にも実力を見せつけた点でした。

仲間たちはすでに二人の戦闘能力の高さを理解していましたが、これほどまでに洗練された銃撃を目の当たりにするのは初めてのことでした。

しかも相手は特殊部隊の隊員であり、本来なら容易には突破できないはずの状況です。それをわずかな時間で制圧した姿は、単なる熟練者ではなく、実戦で鍛え抜かれた本物の戦士であることを示していました。

特に安西の視点は印象的でした。彼自身も銃の扱いには自信を持っていましたが、恭弥の動きと比べると明らかに次元の違う速さと正確さであり、その差を痛感せざるを得ませんでした。

一方で、別の部屋を制圧したダエルもまた、瞬く間に敵を倒してその実力を堂々と示しました。京極が感心するほどの迅速な行動は、経験に裏付けられた技術の高さを物語っています。

この一連の流れは、二人の存在が単なる戦力にとどまらず、仲間たちの意識にも変化を与えました。戦闘力の高さを知っていた仲間たちでさえ、実際の銃撃を目にしたことでその差を痛感し、自分たちの立ち位置を見直さざるを得なかったのです。

見どころ2:圧倒的勝利で幕を閉じた模擬戦

中央統制室では、防衛班が次々に倒れていく状況に混乱が広がっていました。さらに2階がわずか3分で突破されただけでなく、攻撃班に怪我人が一人も出ていないという事実が部下たちを大きく動揺させます。

そこに加えて、20人のうち8人が高校生に、5人が体育教師に倒されたと判明し、相手の正体に疑念を抱かざるを得ませんでした。

その最中、西郷からの連絡が入りました。彼は下の階の隊員と無線が途絶えている理由を問いただします。訓練では戦死扱いになった隊員は行動が制限されるため、無線に出られないと報告されると、西郷は敗北の現実を悟りました。

西郷「どうするもなにも…公正かつ公平に審判するべきお前たちが私とこうして連絡を取り合っていること自体…すでに負けたも同然だ。これ以上、模擬戦を続ける意味がない。訓練終了のボタンを押せ」

西郷「どうするもなにも…公正かつ公平に審判するべきお前たちが私とこうして連絡を取り合っていること自体…すでに負けたも同然だ。これ以上、模擬戦を続ける意味がない。訓練終了のボタンを押せ」

©Kakao piccoma Corp.

直後にサイレンが鳴り響き、アナウンスが全員の撤収を指示します。突然の終了にダエルは不満を露わにし、勝負はまだ終わっていないと食い下がりました。

しかし、恭弥は冷静に受け止め、倒した人数を比べて自分の勝利を主張します。悔しさを隠せないダエルが反論しても、恭弥は軽く受け流しました。

こうして模擬戦は予想外の形で幕を閉じることになったのでした。

なかやす

この場面で印象的なのは、西郷が模擬戦を打ち切るしかなかったという点です。

訓練用の武器によって安全は保証されている以上、戦闘を止める理由は本来存在しません。それでも続行を避けたのは、特殊部隊全体の沽券を守るためでした。これ以上敗北が広がれば組織の威信が揺らぎ、外部に知られれば取り返しのつかない事態になるからです。

結果として模擬戦は強制終了となり、恭弥たちは圧倒的な勝利を収めました。まさに文字通りぐうの音も出ない結末であり、その実力が組織の誇りすら打ち砕いたことが際立つ場面でした。

まとめ:ゴッドオブブラックフィールド:第251話

  • 防衛班が次々に倒され中央統制室は混乱状態となる
  • 恭弥とダエルは互いに競い合うように二階へ突入する
  • 岩田は無謀さを危惧するが京極は圧倒的勝利の意義を強調する
  • 恭弥は迅速な射撃で敵を制圧し岩田と安西を驚かせる
  • 安西は自信ある銃技術でも圧倒的な差を痛感する
  • ダエルもまた堂々と敵を制圧し京極に実力を認められる
  • 西郷は特殊部隊の沽券を守るため模擬戦の終了を決断する
  • 訓練は強制終了となり恭弥たちの圧倒的勝利が確定する
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