「るるぶ」と「まっぷる」は、旅行先が同じでも、どちらを買えばよいか迷いやすいガイドブックです。
先に結論を整理すると、次のとおりです。
- るるぶの発行元はJTBパブリッシング
- まっぷるの発行元は昭文社
- どちらも観光情報・写真・地図を扱う
- 選ぶときは目的地の現行号で比較する
「るるぶは街歩き、まっぷるはドライブ」と交通手段だけで決めることはできません。
行きたい場所、使いたい地図、持ち歩き方に合う一冊を選ぶための見比べ方を紹介します。
るるぶとまっぷるの違いは?
両者の明確な違いは発行元です。
公式のシリーズ紹介を短くまとめると、次のようになります。
| シリーズ | 発行元 | 公式が紹介する内容 |
|---|---|---|
| るるぶ | JTBパブリッシング | 「見る・食べる・遊ぶ」 |
| まっぷる | 昭文社 | 定番・旬の旅行情報 |
JTBパブリッシングは「るるぶ情報版」について、写真、旅行情報、地図を備えた旅行情報誌と案内しています。
昭文社も「まっぷる」を、観光スポットやグルメを写真と地図で紹介するガイドと説明しています。
「るるぶには地図がない」「まっぷるは地図だけ」という違いはありません。
どちらにも国内向けと海外向けのラインがあり、ドライブなどを主題とする本もあります。
旅行先が海外でも、ブランド名だけで選ばず、対象の国・都市の号を確認しましょう。
出典:
JTBパブリッシング「るるぶ情報版」
昭文社「まっぷる」ブランド紹介
同じ旅行先の公式紹介を見ると、共通点もある
一例として、発売時期が近い『るるぶ 東京’27』と『まっぷる 東京’27』の公式商品紹介を見てみます。
前者は観光・グルメや新しいスポットに加え、東京の街歩き用の地図を付録として案内しています。
後者も最新スポットやグルメを紹介し、街歩き用の地図と交通ガイドを付録として案内しています。
この例からは、観光情報と地図のどちらか一方を選ぶ比較ではないと分かります。
ただし、これは両社の商品紹介に載った内容の照合です。
実際の誌面を読み比べて、掲載量や地図の見やすさを評価した結果ではありません。
出典:
JTBパブリッシング『るるぶ 東京’27』商品案内
昭文社『まっぷる 東京’27』商品案内
地図・観光情報・誌面はどう見比べる?

購入前には、同じ目的地を扱う、発売時期の近い号を並べてください。
タイトルが似ていても対象エリアや特集が異なるため、表紙だけでは比較しにくいからです。
書店で中を見られない場合は、両社の商品ページの内容紹介や、利用できる試し読みを確認しましょう。
地図は自分の移動経路で試す
地図を重視するなら、実際に行く駅から観光地までを誌面でたどってみます。
車なら、立ち寄り先までの位置関係や、必要な駐車場・道路の情報を探します。
確認のポイントは次のとおりです。
- 行きたい場所が地図に載っているか
- 地図の範囲と文字を追いやすいか
- 必要な交通情報を探しやすいか
- 別冊地図を持ち歩けるか
地図の優劣を発行元だけで決めず、自分の旅程を追いやすい方を選びましょう。
観光・グルメ情報は「行きたい場所」で比べる
行きたい観光地や飲食店を三つほど挙げ、両方の目次や該当ページを探してみましょう。
載っているかだけでなく、営業時間など旅行に必要な情報や、周辺の立ち寄り先を見つけやすいかも確認します。
行き先がまだ決まっていないなら、写真、特集、モデルコースを見て、行きたい場所を見つけやすい方を選ぶ方法もあります。
「写真が多い」「情報が詳しい」といった印象は号によって変わるため、気になる地域の誌面で判断してください。
発行時期と付録も合わせて確認する
同じ地域でも、号によって掲載範囲や特集、地図の付録は変わります。
旅行する時期に合う号か、訪問予定の地域が含まれるかを確かめましょう。
営業時間や交通機関の情報は刊行後に変わり得るため、出発前に施設・交通事業者の最新案内も確認してください。
旅行スタイル別ではどっちを選ぶ?
交通手段は、見るべきページを決める手がかりです。
シリーズ名だけで答えを決めず、次のように比較する場所の優先順位を変えましょう。
| 旅行の条件 | 優先して見るところ |
|---|---|
| 初めての旅行先 | 定番スポット・モデルコース |
| 電車・バス中心 | 駅・停留所と街歩き地図 |
| 車中心 | ドライブコース・道路・駐車場 |
| グルメが目的 | 行きたい店と周辺エリア |
例えば電車旅なら、候補の駅から目的地へ移動する場面を想定します。
その経路を探しやすいのがるるぶなら、るるぶを選ぶ理由になります。
まっぷるの方が探しやすければ、まっぷるを選ぶ理由になります。
車で回る場合も「まっぷる一択」ではありません。
るるぶにはドライブ向けのラインがあり、まっぷるにもドライブを主題とするラインがあります。
行きたい地域を扱う本があるかを確認し、コースや地図が旅程に合う方を選びましょう。
出典:
JTBパブリッシング「るるぶ情報版」
昭文社「まっぷる」ブランド紹介
迷ったら、まず行きたい場所が載っているか、次に現地で使う地図を追いやすいかを比べます。
両方が同程度なら、写真・特集の好み、持ち運びやすさ、電子版の使い方で決めると選びやすくなります。
電子版・アプリも使いたい場合は?
スマホでガイドブックを読む方法も、購入する号ごとに確認が必要です。
るるぶ:電子書籍付きの号と、別売りの電子版がある
『るるぶ 東京’27』の紙版は「電子書籍付き」と案内され、別途購入できる電子書籍版も掲載されています。
一方、「るるぶ+」は旅行情報を探せるアプリで、公式案内では「るるぶ」から厳選した記事を読めるサービスです。
るるぶ+で紙の本をそのまま全ページ読める、と考えないでください。
対象の号には、掲載スポットをGoogleの地図上で確認できる「Googleマイマップ」特典もあります。
紙の本の特典や電子版の購入方法は、買う号の商品説明で確認しましょう。
出典:
JTBパブリッシング『るるぶ 東京’27』商品案内
JTBパブリッシング『るるぶ 東京’27』電子書籍版
JTBパブリッシング「アプリ・LINE」
JTBパブリッシング「Googleマイマップ特典利用案内」
まっぷる:対応する本を「まっぷるリンク」で読む
昭文社は「まっぷるリンク」を、ガイドブックの電子書籍と地図・スポット情報を利用できる公式アプリとして案内しています。
対象の紙の本では、付録のQRコードから電子書籍を利用できます。
紙の本を買わずに、アプリ内で電子書籍を購入する方法もあります。
利用条件やQRコードの期限があるため、購入予定の号の付録表示と公式案内を確かめてください。
なお、古い案内に出てくる「まっぷるマガジンアプリ」はサービス終了と表示されています。
現在案内されている「まっぷるリンク」と名前を混同しないようにしましょう。
出典:
まっぷるウェブ「まっぷるリンク徹底活用術」
昭文社「まっぷるリンクアプリについて」
昭文社「アプリ一覧」
まとめ
るるぶとまっぷるは発行元が異なりますが、どちらも観光・グルメ情報と地図を扱う旅行ガイドです。
最終的には、同じ目的地の現行号で「行きたい場所」「移動に使う地図」「持ち歩き方」を比べると、自分の旅行に合う方を選べます。
電子版も使うなら、選んだ号の商品案内で付属の有無と利用方法を確認しましょう。

