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ドラマ『相棒20』15話感想・ネタバレ:本当の食わせものは誰だったのか?

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『相棒20』15話のあらすじ

繁華街のゴミ置き場で男性の刺殺死体が発見された。被害者の風体から、カタギでないと踏んだ警察は、暴力団絡みの事件を視野に捜査を始める。いっぽう、都内マンションの植え込みで、男性の転落死体が発見された。その映像を動画サイトで見つけた青木は、映像の中に、5年ほど前、特命係が詐欺で逮捕した平井という男が映り込んでいることに気付く。

© tv asahi:相棒20

『相棒20』15話の見どころ・ネタバレ

1.転落死体の動画が気になる右京

青木が見つけてきた「詐欺師の平井が写った転落死体の動画」を見て、右京は何か気になることがあり、平井が管理人を務めるマンションへ向かう。(闇カジノ偽装摘発事件の梅田のことが気になっていたのだろう)

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© tv asahi:青木の持ってきた動画が気になる右京

平井に転落死体の件について、根掘り葉掘り聞く、右京と亘だったが、結果的に右京の本当の目的は父親の世話をする桜田みずきだったようだ。闇カジノ偽装摘発事件の犯人の顔を覚えていたのだろう。

そこで、桜田みずきの父親の車椅子の違和感に気づいて、さらに麻薬紛失事件まで紐解いていく。

今回は、最初の刺殺事件や、飛び降り自殺などは話のメインではなく、あくまで話の取っ掛かりとなる事件にすぎなかった。今回のメインは麻薬紛失と闇カジノ偽装摘発事件の方であった。

2.揺れる平井

平井と同業者であった工藤に、運び屋に渡すはずだった麻薬を一緒に探すよう頼まれる平井。

一度は水道修理業者を装い桜田家を物色するという犯行に、手を貸してしまう平井だったが、そこで良心の呵責に耐えかねた平井は、一連の麻薬紛失の件を右京たちに相談するのであった。

5年前、詐欺師として捕まった平井が今回、出所しての出演となったわけだが、心を入れ替えて警察と協力したことで、本当の意味で「足を洗えた」のだと思う。

3.本当の食わせもの

一連の麻薬運び屋、そして刺殺事件の犯人が捕まったことで一件落着と思いきや、右京の本当の狙いは桜田みずきに化けた、梅田真知の逮捕であった。

なりすまし詐欺の梅田は、色々な職業になりすまして詐欺を働いていたが、警察に目をつけられたことで身を隠すために桜田みずきになりすましていたのであった。

右京たちが自殺現場のマンションを調べたり、不動産屋にマンションの情報を聞き出したりしていたのは、桜田家の情報を手に入れようとしていたからである。

結果的に、梅田の詐欺を見破る右京であったが、痴呆症だと思われた桜田父は演技であり、梅田のなりすましには気づいていたのであった。

今回のタイトルの「食わせもの」というのは、桜田父を指している言葉なのだとわかる。

前回の記事↓
》『相棒20』14話感想・ネタバレ:婚約者殺害の犯人は?

『相棒20』15話の感想・考察

今回は、最初の刺殺事件、自殺事件が話のメインにはならないという珍しい回であった。

話の取っ掛かりは青木が見つけてきた動画であり、そこから右京が芋づる式に事件を解決していくというものであった。

右京の記憶力の凄さはたびたび、表現されることがあるが、今回の桜田=梅田に気づく記憶力はさすがである。

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