今回(アバランチ 6話)のあらすじ
3年前、多くの犠牲者を出した偽装テロ事件を足掛かりに、権力の階段を上っていく大山。
大きな野望を胸に秘めた大山が画策する“次なる最悪の一手”を防ぐため、羽生たちはキーマンである元公安部長の戸倉への接触を図る。
しかし、これまで情報収集に徹していた大山も、ついにアバランチに対して反撃に出てるのであった…
1.羽生誠一を全国指名手配の2週間前から話はスタート
今回は、戸倉元公安部長をターゲットとして動き出す。
大々的に羽生が全国指名手配されるという始まりだったが、そこから2週間前の視点からスタートする。
今回の話を最後まで見ても「その2週間が経っていない(羽生が指名手配されていない)」様子なので、作中ではまだ2週間経っていないと思われる。
2.アルベルト・ガルシアが日本へ来た理由
結局、アルベルト・ガルシアがなぜ日本に帰ってきたのか理由がわからず殺されてしまった。
まさか、本当に羽生に謝りたかっただけで帰国したとは考えづらい。そう考えると、大山健吾が3年前の事件に関わっていた証拠が隠されていたのではと勘ぐりたくなる。
大山健吾が事件に関わっている証拠を教える代わりに、助けてくれ的な交渉をしようとしていたのではないだろうか?
3.立場が変われば正義も変わる
「正義とは何か?」これが問われるシーンが多い回だったと思う。
© Kansai Television Co. Ltd.:アバランチ第6話:正義とは何か問う西城英輔
前回は桐島雄司と戸倉刑事部長、そして大山健吾が国側の視点に立って正義を語っていた。
そして、西城の父親も大山と同じく、国側の視点に立って行動をしていた。
4.極東リサーチの存在
大山健吾はすでに「極東リサーチ」という違法行為もやる組織を作り上げていた。
前回の大道寺剛太郎の話では大山健吾の望みはまだ叶っていないようなことを言っていたので、「極東リサーチ」を作ることは目的ではないのかも知れない。
「極東リサーチ」をもっと強力な組織にすることが大山の目的なのか?それとも全く違う野望が大山にあるのか、まだわからない。
今回の1時間で、「空白の2週間」が語られると思っていたが、まだ語りきられていないようだ。
空白の2週間が終わったときに、話がどれだけ進んでいるのか楽しみである。
前回、そして今回と「国の理屈としての正義」と「アバランチの正義」という対比が見れた気がした。大山はその「国の正義」を上手く利用して自分の権力を増幅させようとし、アバランチは暴走する大山を止めようとしている。
次回予告を見る限り、戸倉元公安部長が狙撃されそうな怖さがある。死にそうだなぁ。