『ラスボスの私が主人公の妻になりました』4話、5話の見どころ・ネタバレ
1.アヴェルから認められる
フィオナは戦場の状況を見て、加勢しようとする。フィオナは自分の才能を信じて、魔法を使いモンスターに雷を落とすことに成功する。モンスターたちはその攻撃に怯んで撤退していく。
©Kakao piccoma Corp.:モンスターに雷の魔法を放つフィオラ
フィオナの才能を目の当たりにしたアヴェルはフィオナのことを認めて、帝国北部戦線の戦力として迎え入れる。
アヴェル公爵に認められたこと、そして戦線で唯一の少女だったこともあり、フィオナはヘイロン城の中で可愛がられる。その一方で、モンスターとの戦いが小説の始まる6年後まで毎日続くと思うと、憂鬱な気分になるフィオナであった。
魔法については何も訓練することなく発動することができ、フィオナの才能の高さが感じられた。魔道士の比較対象がいないので何とも言えないが、少なくとも北部戦線ではかなりの戦力になりそうである。
圧倒的な力を見せたことでアヴェルからも認められる。これによってヘイロン城に留まることができ、小説とは違うストーリー展開が始まることとなる(小説だとフィオナは魔法の才能に気づいていないので城を追い出される)。
2.主人公シグレンと出会うフィオナ
アヴェルの補佐官ジェロンの導きで第4城壁に加勢することになったフィオナ。フィオナは息絶えたモンスターを燃やすために魔法を使って手伝いをする。そうしているとフィオナは戦場で負傷し、気絶している少年を見つける。
フィオナはなぜこんなところに少年がいるのか疑問に思いつつも、助けようとする。そこに、死んだふりをしていたモンスターが立ち上がり突如、フィオナを攻撃しようとする。不意を突かれたフィオナだったが少年がフィオナの手を引っ張り、ギリギリでモンスターの攻撃を回避する。
モンスターに魔法を放ち、撃退に成功したフィオナは、助けてくれた少年が小説「皇帝と聖女」の主人公シグレンだと気づくのであった。
ここで少年時代の主人公シグレンと出会うことになる。タイトル通りなら、たしかに早めに出会っていないとヒロインより先んじて「妻になる」ことは不可能だろう。
しかし、小説原作者の主人公も驚いていたことから、ここにシグレンがいることは予想外の展開だったのだろうか?
『ラスボスの私が主人公の妻になりました』4話、5話の感想・考察
フィオナの才能を知っている小説原作者の主人公は、その力を使って運命を変える。フィオナの目的は小説のような死を回避して、悠々自適な生活をするというものになる。そのためにも早々に魔術師として大成して自立する必要がある。
だが、ここで小説「皇帝と聖女」の主人公シグレンと出会うことで、また話は変わってきそうである。本来ならシグレンと敵対する可能性があるので関わりたくないはずだが、タイトルの「妻になる」というワードを信じるに、何かしらの理由でずっといっしょに居ることになると思われる。