『ラスボスの私が主人公の妻になりました』6話、7話の見どころ・ネタバレ
1.シグレンの生い立ち
小説「帝国と聖女」の主人公シグレンがなぜ北部戦線に居るのかわからずフィオナは混乱する。小説本編ではシグレンの過去は細かく描写はされていない。
シグレンは帝国の皇子として生まれるが正室の子でなく、平民の子であることから存在が公表されなかった。立場が弱いということで母親と一緒に亡命しようとするが失敗し、母親は亡くなってしまう。
逃げ続けたシグレンはヘイロン領にたどり着き、アヴェルに剣の才能を見いだされ弟子となる、というのがシグレンの生い立ちである。
本来、別の形でアヴェルと出会うはずだが、シグレンは傭兵ギルドに所属した形でこの北部戦線に来たようだ。フィオナの人格が小説作者になったことで、未来が変わったということなのだろうか?
しかし、結局、ヘイロン領に来たということは変わらないので、このままアヴェルの弟子になるルートは残されていそうだ。弟子になるルートまで変更されると、シグレンの実力が低下する可能性がある。
2.ヘイロン領で治療することになるシグレン
重傷だったシグレンは目を覚ます。アヴェルからどこに所属しているか聞かれるとシグレンはシャルルという傭兵ギルドだと言う。
小説の主人公であり、自分が作り出したキャラクターであるシグレンを可愛がるフィオナはアヴェルに「シグレンが治るまでここに泊めてやって欲しい」とお願いする。その願いは聞き入れられ、シグレン専用の部屋が用意されることとなる。
©Kakao piccoma Corp.:シグレンを泊めてやって欲しいとアヴェルにお願いするフィオナ
シグレンは亡命後の生活を回想する。食べるために傭兵ギルドに所属するもそこでは暴力を日常的に振るわれ、なんのために生きているのか疑問になるほどの生活だったとわかる。
フィオナは小説原作者ということもあり、主人公のシグレンに人一倍愛情があるようだ。フィオナはアヴェルから信頼を勝ち取っていることもあり、フィオナの願いは聞き入れられる。
この時点で、ラスボスと主人公が出会うというのは原作小説には無い展開だと思うので、今後のシナリオはフィオナの知らない展開になりそうだ。
『ラスボスの私が主人公の妻になりました』6話、7話の感想・考察
危なくこの世界を救う主人公シグレンが死んでしまいそうになるのを回避するフィオナ。フィオナがあの場所にいなければどうなっていたかわからない状況であった。バタフライ・エフェクトじゃないがフィオナに小説作者が乗り移ったことで、少しつづ展開が変わっているらしい。
フィオナがシグレンを助けたが、シグレンは心を開いてくれる様子はない。母親との亡命、その後の辛い生活で擦れた性格になってしまったのかもしれない。これからはいかに、シグレンの心を開いていくか、というのが目的になってきそうだ。