ピッコマ『ラスボスの私が主人公の妻になりました』20話、21話感想・ネタバレ:相続問題でいがみ合うグリーン家

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『ラスボスの私が主人公の妻になりました』20話、21話の見どころ・ネタバレ

1.相続問題で牽制し合うグリーン家

グリーン伯爵は危篤でもう意識が戻る可能性は低い状態になっていた。グリーン伯爵は遺言状を書くことなく倒れてしまったので、長男のカインデルが相続問題を解決すると宣言する。

しかし、次男のゼンがそれに待ったをかける。魔導士の家系であるグリーン家の後継者はより優れた魔導士であるべきだと持論を述べて、魔導士としての才能が無いカインデルが後継者になることを止めさせようとする。

喧嘩する兄弟を止めに入るグリーン伯爵夫人が、相続問題は自分が解決すると言う。しかし、ゼンは夫人は外に愛人を作っており、その人に財産を渡してしまうのではないかと懸念して相続問題から除外させようとするのであった。

5年前はフィオナが婚外子ということで、家族総出でフィオナのことを追放した性格の悪い人間たちだったが、遺産相続となって、次はその身内同士で攻撃し合うことになる。

どうやらこの家族はフィオナに対して仲が悪かったのではなく、そもそも家族全体が仲が悪かったようだ。

2.魔導士としての才能を見せつけるフィオナ

相続問題でギクシャクしているところにフィオナが帰宅する。フィオナはとっくに死んでたと思っていた、グリーン家の人たちは驚愕する(挙げ句、偽物だとまで言う始末)。

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©Kakao piccoma Corp.:5年ぶりにグリーン伯爵家に帰宅するフィオナ

客間に通されたフィオナであったが、朝に顔を洗う水を出されると、それは雑巾でも洗ったかのような汚い水であった。この水を出したメイドは伯爵夫人付きのメイドであり、5年前もフィオナをいじめていた人だと気づく。

フィオナは5年前とすべてが変わったことを思い知らせるために、メイドの頬を叩く。そのあと、フィオナの魔導士しての力を見せつけて、次同じことをしたらヘイロン式の罰として舌を切り落とすと脅すのであった。

グリーン伯爵家の人間たちはフィオナが実力でヘイロン領で生き残ったと思っていないらしく、5年前の延長線上でフィオナを扱おうとする。しかし、今では一番魔導士としての力を持つフィオナは全く恐れることなくメイドに反抗する。

フィオナは遺産相続するつもりはないらしいが、何か別の形で家族に復讐する可能性は考えられる。

『ラスボスの私が主人公の妻になりました』20話、21話の感想・考察

グリーン伯爵が遺言状を残さなかったことは予想以上に問題だったらしく、遺産相続の主導権を握りたい家族同士でいがみあうことになる。フィオナに対して意地悪な家系であったが、別に対象は誰でもよかったようだ。

フィオナに対して相変わらず酷い扱いをするグリーン伯爵家。魔導士の家系のフィオナがヘイロン領で生き残ったのだから、魔導士としての才能があるとは考えが至っていないようだ。

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