『ラスボスの私が主人公の妻になりました』22話、23話の見どころ・ネタバレ
1.シグレンが英雄になる方法
フィオナはグリーン伯爵家から全てを捨て去って出ていくつもりらしいが、その前にグリーン伯爵家を潰しに行くらしい。その前準備として、フィオナはアヴェルに「退職金が欲しい」という旨の手紙を出す。
フィオナが去ってからそれなりに寂しく思うアヴェルの元に、フィオナからの手紙が届く。フィオナの言う通りにアヴェルは「退職金」を渡すつもりのようだ。その場にシグレンも現れ、首都に行きたい思いを語る。
©Kakao piccoma Corp.:首都へ行く覚悟を決めるシグレン
アヴェルは首都へ行きたいのならそれなりの功績が必要だという。国民が歓声を上げるような功績をあげれば、隠された皇子として追放されたシグレンをみんな受け入れるだろうと予想する。そのためにもアヴェルはヘイロン領にいるボスモンスター級を狩るようにシグレンに命令するのであった。
シグレンがフィオナとの約束通り首都へ行こうとする。そのための手みあげとして、大きな功績を上げる必要が出てきたシグレン。
シグレンはそれだけの実力をもう備えているのか、アヴェルからボスモンスター級の討伐を命じられる。この討伐が終われば、シグレンが首都へ行けるようになり、二人の再会がなされると予想できる。
2.グリーン伯爵家を潰す
フィオナは小説の知識から、もうそろそろアヴェルとシグレンが首都にやってくると予想する。シグレンは北部の呪われた龍を倒し、英雄となって凱旋する。そして、シグレンは皇子として認められて、そのタイミングでユニスが登場するようだ。
フィオナはその前にグリーン伯爵家を潰そうと動き出す。どうやらグリーン伯爵家は伯爵と長男・カインデルが麻薬売買に手を出して巨額の利益を得ていたようだ。麻薬取引は帝国では当然違法で、見つかった場合は財産を没収さて、実行犯のみならず一族も処罰される。
フィオナはこの情報を次男のゼンに流し、カインデルを追放させる。その報酬としてフィオナをグリーン伯爵家の戸籍から抹消してもらう。自分が罰せられない条件が揃ったところで、アヴェルから貰った麻薬取引の証拠を帝国の財務省に送るのであった。
フィオナとしても5年間で少しは対応が変われば慈悲ある行動をしたのだろうが、グリーン伯爵家は相変わらずフィオナをぞんざいに扱ったので、徹底的に潰すことにしたようだ。
フィオナの言っていた「退職金」というのは「麻薬取引の証拠」だったらしく、アヴェルはフィオナのためにこの証拠を残してくれていたのだろう。
『ラスボスの私が主人公の妻になりました』22話、23話の感想・考察
フィオナは首都に出てきた理由であるグリーン伯爵家との縁を切るために動き始める。ついでではないが、ここでグリーン伯爵家への復讐を果たして、後腐れなく自由の身になるのが目的のようだ。
小説「皇帝と聖女」の物語がとうとうスタートし始める。シグレンが呪われた龍を倒して凱旋してくるところが小説のスタート地点のようだ。もうそろそろ、重要キャラクターのユニスも登場することになるだろう。