『ラスボスの私が主人公の妻になりました』28話、29話の見どころ・ネタバレ
1.首都にやってくるアヴェル
偶然を装ってフィオナに接触してきたアーレントは「魔導士として私と一緒に活動しないか?」と持ちかけてくる。これは原作と同じで、アーレントがフィオナの魔法の才能に興味を示しての行動である。
なんとか拒絶しようとするフィオナだが、アーレントは次々と条件を出してくる。しかし、そこにアヴェルが現れてフィオナの代わりに全てを拒否すると言ってのける。
©Kakao piccoma Corp.:アーレントの話に割って入るアヴェル
アーレントはアヴェルは無関係として追い返そうとするのだが、アヴェルが「こいつは俺の娘だ」と宣言して、逆にアーレントを追い払うのであった。
アーレントを追い返すのに手こずっているとアヴェルからの助けが入る。フィオナの予想より早くアヴェルとシグレンが首都入りしたようだ。
アヴェルはフィオナに戻ってきて欲しいようで、復職を望む。だが、ここでフィオナがシグレンと共に行動すると原作小説からだいぶ違う展開になってしまいそうだ。
2.凱旋するシグレン
アヴェルに連れられたフィオナはシグレンがドラゴンの首を携えて凱旋してくる様子を見ることになる。フィオナは少ししかシグレンと離れていなかったが、彼が大人になったと実感する。
シグレンがドラゴン退治をしたことがみんなの記憶に残れば、首都に馴染みやすくなる。しかし、その一方でこの凱旋は作者のフィオナも想定していなかったイベントであり、徐々に原作と違う展開になっていることを不安視する。
凱旋パレードを終えたシグレンにフィオナは声をかける。シグレンの恋心をよそに、フィオナは雨に濡れたシグレンをタオルで乾かしてあげる。我慢できなくなったシグレンはフィオナを抱きしめるのであった。
今までは原作小説とはさほど変わらない展開をしていたが、フィオナの行動のせいか、徐々に原作とは違うことが怒り始めている。このまま話が変わっていくと作者としてのアドバンテージが失われていってしまう。
シグレンはフィオナに対して恋心を持っているのだが、フィオナはあくまでシグレンのことを「自分が作ったキャラ」として親心のように見ているので、そこでギャップが生じているようだ。
『ラスボスの私が主人公の妻になりました』28話、29話の感想・考察
アーレントという新キャラが現れたところで、今までの主要キャラが合流する形となる。フィオナはさっさと田舎で隠居したい思いがあるのだが、アヴェルやシグレンはまた仲間に引き入れたいようだ(シグレンに関しては恋心だが)。
シグレンの恋心はいつか言葉にするとは思うのだが、「ユニス」の存在を知っているフィオナがそれを受けるとは思いづらい。どうなったら「主人公の妻」になるという展開が待っているのだろうか?