アニメ『チェンソーマン』4話の見どころ・ネタバレ
1.ヒルの悪魔との戦い
デンジがコウモリの悪魔を倒したことで、パワーと猫(ニャーコ)を助けることに成功する。パワーから「助けてくれたお礼に胸を揉ませてもらえる」と知って、デンジが喜ぶのだが、そんなのもつかの間、腕をヒルの悪魔に吹き飛ばされる。
チェンソーマンに変身した代償として、貧血状態になってしまったデンジは満足にチェンソーマンの力を発揮できない。しかし、ヒルの悪魔がデンジの夢を馬鹿にしたことで、デンジは憤り、なんとかヒルの悪魔相手に肉薄する戦いをみせる。
© 藤本タツキ/集英社・MAPPA:満身創痍ながらもヒルの悪魔と戦うデンジ
今回、「チェンソーマンの弱点」が露呈する形になった。デンジ自身も何度か言っていたがチェンソーマンになると「血を流しすぎて貧血状態」になる。つまり、それは「チェンソーマンでは連戦できない」ことを意味している。この弱点を補うためにも、何か輸血する手段が必要になりそうだ。
夢を馬鹿にされたデンジであるが、それを自覚した上で「別の夢を持つ」という選択肢ではなく。「くだらない夢でもお前ら以上に全力でやってやるよ」という行動の仕方は、まさにデンジらしいと言える。
2.デビルハンターの戦い方
気合いでヒルの悪魔に戦いを挑んでいたデンジだが、とうとう劣勢になる。そこを助けてくれたのは早川アキが操る狐の悪魔であった。
救出されたデンジは、早川アキから「パワーとの行動」について説明を求められる。しかし、デンジはパワーに襲われたことは一切言わずに、偶然コウモリの悪魔に出会ったと嘘をつくことでパワーをかばう選択をする。
© 藤本タツキ/集英社・MAPPA:狐の悪魔を召喚して、ヒルの悪魔を倒す「早川アキ」
長らく謎だった「デビルハンターの戦い方」が4話目にして描写される。デビルハンターは悪魔と契約しており、「何かを差し出す代わりに悪魔の力を使わせてもらう」という形で、悪魔退治をしているようだ。
さすがに生身の人間で悪魔と戦うのは無理だと思っていたので「凄い武器なり超能力的なもの」で戦うとは予想はしていた。この作品では「戦う相手(悪魔)の力を利用して対抗する」というものになる。
デンジが嘘をついてパワーをかばうシーンは印象的で、パワーが「デンジが嘘をついてくれる」前提で早川たちに話を通していた。パワーはデンジが嘘をつくことを信頼していたシーンである(胸を揉みたいから嘘をついてくれると予想していた可能性もある)。
3.認められるデンジ
デンジの存在に否定的だった早川アキだが、今回のコウモリの悪魔、ヒルの悪魔との戦いでの活躍を見て、デンジを認めるようになる。(認めると言ってもデビルハンターの活動の上で、力を利用するという意味だが)
早川アキはデンジがいまだに悪魔(パワー)に対して好意的な行動を取ることを気に食わないと思いつつも、悪魔との戦いで色々な人達から感謝されていることを知り、考え方が変わったようだ。
実際、早川アキはデンジが嘘をついていることを気づきつつも、その内容をそのまま上司のマキマに報告している。
© 藤本タツキ/集英社・MAPPA:早川アキから報告を聞くマキマ
嘘の報告をしていることをマキマも理解しているようで、そんな考え方が変わった早川アキの家にパワーを住まわせるという命令をするのであった。(早川アキの力を見込んでということだろうが、嘘の報告をした当てつけに見えなくもない)
早川アキには「姫野」というバディがいるらしいが、この作品において「デンジ、早川アキ、パワー」は3人で一組という形になりそうだ。
アニメ『チェンソーマン』4話の感想・考察
4話目にして、お互いが嫌いつつも「デンジ、早川アキ、パワー」という3人トリオが完成した形となる。仕事においては、バディ制度あるので別行動になるだろうが、それ以外の日常パートはこの3人で話が進みそうだ。
デビルハンターは「悪魔と契約している」というのがわかったので、早川アキ以外の人たちがどんな契約で、何の悪魔と契約しているか今後の楽しみになった。マキマは隊長格だと思われるので、相当強い悪魔と契約してそうである。
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