アニメ『チェンソーマン』6話の見どころ・ネタバレ
1.完全に閉じ込められる特異4課
派遣された特異4課の面々はビルの8階に閉じ込められてしまう(おそらく、悪魔の能力)。しかも、時間が止まっており外からの応援を待つのも難しい局面に追い込まれる。
主人公たちや先輩は精神的に安定しているが、新人の2人(コベニ、荒井ヒロカズ)は精神的にまいってしまい、まともな思考ができなくなり始める。
© 藤本タツキ/集英社・MAPPA:精神的に追い詰められておかしな行動を取る「コベニ」
閉じ込められて精神的に追い詰められたことで、公安対魔特異4課メンバーの性格が見て取れて面白かった。デンジは全く動揺せず寝るし、パワーは怖がる新人たちを楽しみ、早川アキは真面目に捜索をする。
今回の悪魔の登場で悪魔は身体的に強いだけじゃなく、「世界の常識をも捻じ曲げる」能力を持つこともわかった。お互い初見殺しの能力バトルになる可能性はある。
2.姫野と早川アキの過去
姫野はタバコで精神的安定を手に入れているという話から、姫野と早川アキの過去の話へとシーンが移る。バディーがことごとく死んでいる姫野が、「早川アキなら長生きしてくれるかもしれない」と認める話だ。
姫野が早川アキを認めてから、ふたりは打ち解け合うようになり、姫野がアキにタバコを教えたという過去回想で話が締めくくられる。
© 藤本タツキ/集英社・MAPPA:タバコを1本吸って欲しいと早川アキにお願いする姫野
姫野の過去回想から「銃の悪魔」に恨みを持つ人間はかなり多いことがわかる。100万人単位で人を殺しているので当然と言える。それゆえに復讐心だけでデビルハンターになって、すぐに死んでしまう人間も多かったということだろう。
公安のデビルハンターは悪魔退治が成功すればデンジのように感謝されるが、失敗すれば姫野のように遺族から恨まれるという側面もあるとわかった。
3.永遠の悪魔との取引
パワーが倒した雑魚悪魔が徐々に増殖していき、「永遠の悪魔」として公安対魔特異4課の前に現れる。永遠の悪魔は「デンジを殺せば、無事にここから出してやる」という取引を持ち出す。
最初はその取引を拒絶するものの、永遠の悪魔の攻勢が始まり追い詰められた特異4課の面々はデンジを殺そうとする。しかし、早川アキがそれを身を挺して止めて、そのせいで大量出血をしてしまう。
アキを治療するためにも、すぐに外に出ないといけなくなる。そこでデンジは「俺を殺そうとするのは、チェンソーの悪魔を恐れているからだ」という理論に基づいて、デンジが単身で永遠の悪魔に戦いを挑むことになる。
© 藤本タツキ/集英社・MAPPA:単身で永遠の悪魔に戦いを挑もうとする「デンジ」
常に明るく冷静さを装っていた姫野が「早川アキが死にそう」になったことで取り乱すというのが印象的だった。姫野にとってバディーが死ぬのはまさにトラウマな出来事なのだろう(しかも、死なないと見込んだ男が死にそうだからうろたえている)。
デンジはみんなに殺されそうになりながらも、渋々、永遠の悪魔に戦いを挑む。人の良さも出ているし、そのモチベーションの一つが「キスをさせて欲しい」と言うところもデンジっぽさが出ている。
アニメ『チェンソーマン』6話の感想・考察
永遠の悪魔の本体がどこにあるのかわからないので、倒し方がよくわからない。デンジの考え方では「永遠にチェンソーの痛みを与えて自殺させる」という作戦を取るとのこと。
永遠の悪魔との対峙によって、デンジとパワー以外のキャラの性格や考え方が見て取れて面白い回であった。新人2人の悪魔の能力がまだわかっていないが、今後活躍する場面が出てくるのだろうか?
前回記事:5話感想・ネタバレ:姫野の能力
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