アニメ『チェンソーマン』11話の見どころ・ネタバレ
1.力を強める特異4課の面々
契約するために未来の悪魔と対峙する早川アキ。契約の内容は「アキの未来」を見て決めるという悪魔。アキの未来を見た悪魔は、それを笑い「アキの右目に住まわせる」だけで良いと契約内容を話す。
なぜ、こんな簡単な契約で良いかというとアキは未来で「最悪の死に方」をするらしく、それを特等席で見たいという悪魔の欲求によるものだった。
岸辺に鍛えられていたデンジとパワーもその訓練のおかげで合格点をもらう。次は「特異4課を襲撃した犯人を捕まえる」という実践をするというフェーズに移る。
© 藤本タツキ/集英社・MAPPA:早川アキの右目に住まわせろ契約内容を話す未来の悪魔
思いの外、ハイテンションの未来の悪魔でビックリする。アニメのオープニングで踊っている悪魔はお前だったのか。
未来の悪魔との契約で手に入れた力は「少しだけ未来が見える」というもので常時発動状態の能力のようだ。あくまで未来が見えるだけなので、窮地を脱するにはアキ自身の力が試される。
デンジとパワーも強くなっているようだが、何か見た目が変わったとかではないので、どう強くなっているかがまだわからない。頭を使って戦えるようになっているという描写は今後出てくるのだろうか?
2.底が見えないマキマの考え
岸辺は公安の調査能力なら、銃による襲撃を事前に知ることが出来たのでは?とマキマに質問する。しかし、マキマは自分も襲撃されたと言い、事前に情報は知らなかったとアピールする。
それでも疑うことを止めない岸辺だったが、マキマが人間の味方で居る限りは見逃してやると言うのであった。
場面は変わり、マキマがヤクザたちの元へ行って「銃の悪魔と契約した人間の名前」を教えてもらおうとする。それを拒絶するヤクザたちにマキマは「親族、彼女たちの目を全員えぐってきた、元に戻して欲しかったら名前を教えて」とシンプルかつ残虐的な取引を持ちかけるのであった。
© 藤本タツキ/集英社・MAPPA:マキマがヤクザを睨むと血を吐いて倒れてしまう
マキマは特異4課をより強く、より自由に運用するために「銃の襲撃」を見過ごして、特異4課の強化を図った可能性がある。
ヤクザに対してのマキマの口ぶりからも彼女なりの正義感や理想像があるらしく、そのためなら非人道的なこともいとわないスタンスが見える。
しかし、マキマは喜怒哀楽が見えないキャラなので、どれだけ本気なのか見えない。彼女の「本当の目的」みたいなものが明かされることはあるのだろうか?
3.人外で構成された特異4課
サムライソードと沢渡アカネを捕らえるために特異4課全員でねぐらのビルを襲撃する。そこには今まで登場していなかった特異4課の魔人や悪魔も登場する。
サメの魔人、暴力の魔人、蜘蛛の悪魔、天使の悪魔という構成になる。一応、この中で一番マトモなのがパワーということなので相当まとめるのが大変そうだ。
特異2課と警察がビルの周辺を固めているのは、犯人たちを逃さないだけでなく、魔人や悪魔たちが暴走した場合に止める役割もあるようだ。
© 藤本タツキ/集英社・MAPPA:特異4課に所属する『天使の悪魔』
もはや、特異4課の隊員は早川アキを除いて全員が魔人or悪魔という構成になった。これがマキマがやりたかった特異4課の形なのかもしれない。
横の繋がりが全くないので、個人行動と個体のパワーで事件を解決する組織のようだ。早川アキもバディを失って個人で動くようになっている。
アニメ『チェンソーマン』11話の感想・考察
ノーリスクで復活したり、遠距離から人を押しつぶしたマキマだったが、今回は睨んだだけで血を吐かせたり、遠距離から吐血させて殺したりとまた新しい能力が見れた。
このたくさんの能力を支えている悪魔の能力は想像がつかない。Fateのギルガメッシュのように1つの宝具で、たくさんの宝具を使えるような万能タイプの悪魔と契約しているとしか思えない。
早川アキも新しい力を手に入れたが、沢渡アカネの蛇の悪魔の方が一枚上手のようだ。蛇で食べた悪魔を支配下として召喚できるというのは、かなり強い能力だ。
逆にアキの「未来の悪魔」の能力はアキ自身が強くならないと真価を発揮できない。アキ自身が強くなれば「未来を見れる」というのは絶大な力となる。
前回記事:10話:100点のデンジとパワー
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