『名探偵コナン』R121話のあらすじ
コナンは、女子高生バンド結成のため安室に楽器を教えてもらうことになった蘭、園子、世良について、貸しスタジオにいた。そこで練習をしていたガールズバンドのメンバー・萩江が遺体となって発見される。スタジオで仮眠中だった萩江を起こしに行ったメンバーの染花、唯子、留海が容疑者として疑われるが、防犯カメラに何も映っておらず、凶器も見つからない状態で捜査は難航し……。
©青山剛昌/小学館・読売テレビ・TMS 1996:名探偵コナン
『名探偵コナン』R121話の見どころ
1.凶器が見つからない
凶器が見つからないことで、焦り始める警察は再度、バンド仲間の3人の身体検査をしようとする。何回調査してもいいと強気に出るバンド仲間だったが、その一方で、別のバンドメンバーの犯行の可能性を考えて欲しいとお願いするのであった。
確かに、防犯カメラが遮られていたことはバンド仲間以外でも知ることが出来たので、目暮警部たちは別のバンドメンバーについても調べ始めるのであった。
この時点では、自分はコードあたりが凶器なのではと予想していたのだが、早々に否定されたので完全にお手上げであった。凶器が「被害者の持ち物の中に紛れ込ませていた」というのは、予想できなかった。
2.練習動画を見て何かを察する探偵たち
コナンは何かしら推理のヒントになるはずとして、バンド仲間たちに質問をぶつけていく。
コナンの要望で「練習中の動画」を見せてもらった探偵たちは、その動画から何かを察して、犯人を割り出すのであった。
この動画から「防犯カメラの視界を塞ぐ位置にスマホを誘導していた」ということに、コナンを始め探偵たちは気づく。自分は、コックリさんみたいな要領で、位置を誘導したと思っていたが、これも位置をしっかりと誘導するためのトリックがあってびっくりした。
3.萩江を殺した犯人
今回の推理役は世良真純で、犯人はキーボード担当の小暮留美だと言うのであった。
真純は犯行に使われた凶器は「ニット帽と同じ色の毛糸」であり、それで萩江を絞殺したあとに「萩江のニット帽に縫い付けて」凶器を隠したと推理するのであった。
そして、その犯行が出来たのは「事前に曲の手直し」が出来て、「防犯カメラに背中を向けて編み物をしていた」であろう小暮留美だというのであった。
凶器がバレてしまった時点でほぼ詰みで、あとは指紋などを照合すればおのずと犯人がわかるという状態であった。
犯行動機は、悲しいことに「すれ違いによる勘違い」であり、殺された萩江は無念としか言いようがないだろう。
『名探偵コナン』R121話の感想・考察
今回は、コナンあるあるの「行き違いによる悲しい殺人事件」というものであった。毎回思うが、なぜ殺人計画は用意周到なのに、人間関係やコミュニケーションが不足してしまうのかと、悲しい気持ちになる。
今回の過去の放送をリマスター版で再放送した理由は、来週から始まる「警察学校編」への前フリだったようだ。公安として「黒の組織」にスパイをしていたキャラクターたちの学生時代の様子が見れる。
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