劇場版「ドラゴンボール超 スーパーヒーロー」で「孫悟飯ビーストがピッコロの声を聞いて正気に戻っているシーンがある」というコメントを見た。

孫悟飯ビーストが不敵に笑っているのは認識してたけど、正気に戻る場面なんかあったか?
と思ったのでAmazonプライム・ビデオで見返した。
孫悟飯ビーストが正気に戻るシーンの振り返り
©︎バード・スタジオ/集英社 ©︎「2022ドラゴンボール超」製作委員会 東映 孫悟飯ビーストの不敵な笑み

セルマックスが巨大なエネルギーを溜めている姿を見て「不敵に笑う孫悟飯ビースト」。
ここまでは覚えている。
次に巨大化したピッコロが腕を伸ばしてセルマックスを拘束する。
©︎バード・スタジオ/集英社 ©︎「2022ドラゴンボール超」製作委員会 東映 悟飯に声をかけるピッコロ

ピッコロがセルマックスを拘束した後に、悟飯に声をかける。
セルマックス相手に不敵に笑う孫悟飯ビースト ©︎バード・スタジオ/集英社 ©︎「2022ドラゴンボール超」製作委員会 東映 ピッコロの声を聞いて正気に戻る

直前まで笑っていた孫悟飯が、ピッコロの声を聞いて真面目な顔に切り替わる。
漫画原作との対比によって悟飯とピッコロの絆を表現している
セルマックスとの戦いは漫画原作「孫悟飯vsセル」のやり直しだと思っている。
その変更点が「覚醒した孫悟飯が正気に戻る」である。
原作だと悟空が覚醒した悟飯に「すぐにとどめをさせ!」と声をかけるのだが、無視されてセルの自爆を許してしまう。
©バード・スタジオ/集英社 セルに「とどめをさせ」という悟空とそれを無視する悟飯
しかし、この作品では上記の通り、ピッコロの声で正気に戻り、セルマックスにとどめを刺す。
この表現は「悟飯がそれだけ成長した」とも取れるが、やはり「ピッコロとの絆がそれだけ深かった」と解釈したい。
父親である悟空の声は届かなかったが、ピッコロの声は届いたことで「ピッコロと悟飯の関係はより深いもの」であると私は感じ取ることができた。
ラディッツ戦との対比
セルマックス戦は漫画原作「セル戦」のセルフオマージュとなっているが、ラディッツ戦にも構図が似ている。
役割は魔貫光殺砲を撃つピッコロ役が孫悟飯ビーストになっており、ラディッツを押さえつける悟空役がオレンジピッコロになっている。
悟飯が魔貫光殺砲を撃つのは「ピッコロへの尊敬」を感じる演出だし、ピッコロがセルマックスを押さえつけるのはピッコロが「悟空=父親」のような存在であることを表現していると読み取れた。
あとがき
アニメやドラマなどを動画サービスで見るようになって久しい。
その弊害の1つとして「簡単に10秒送り」するような癖がついてしまっていた。
しかし、この作品は早送りをしたいと思わせる気持ちが一切沸かず、最後まで集中して見ることができた。
それだけ面白かったし、感情移入できていたのだと思う。
私はドラゴンボールZが連載・アニメ放映中のときは子どもだったので「ピッコロと孫悟飯の絆」をそこまで感じ取れていなかった。
だが、歳を重ねたことで二人の関係性が深いものだと気づけるようになったところで、この作品を見れたのは幸運であった。
活躍という意味では孫悟飯がナンバーワンであるが、この作品の主人公は間違いなくピッコロであった。
気になる人は「ドラゴンボール スーパーヒーロー」を見てみて欲しい。
ではまたー