アニメ『江戸前エルフ』2話の見どころ・ネタバレ
※引用画像は『©樋口彰彦・講談社/「江戸前エルフ」製作委員会』
1.小柚子と会話するようになる
エルダは目の前に小柚子が居るのにも関わらず、小糸に耳打ちをして料理が美味しかったことを伝える。しかし、何度も耳打ちされる小糸は自分自身で伝えろと言って怒ってしまう。
自分で話し始めたエルダは、好物が佃煮であることを小柚子に伝える。佃煮は400年前に召喚されてから好物になったもので、『家康くん』のおかげで江戸に佃村の漁師たちが呼び出されたほどだと説明する。
エルダは人見知りで引きこもりであるが、自分が好きなことを話し始めると止まらなくなってしまうのであった。
・エルダと会話するようになる小金井小柚子
エルダは前話で引きこもっている理由は大したことないことが判明したこと、そして外出もできたこともあって、更に前進して小糸の妹・小柚子と会話するようになる。
エルダは引っ込み思案ではあるが、オタク要素を持っているので好きなことになると話が止まらなくなる。あと、エルダは長生きしていることもあって歴史のある情報をそれとなく説明してくれるのが面白い。
2.桜庭高麗との遭遇
小糸がエルダと小柚子が会話をしたという話を親友の桜庭高麗に言うと、高麗は羨ましがる。高麗はてっきりしきたりで巫女しかエルダと会えないと思っていたようだが、実際はただの人見知りで会っていないだけだった。
エルダはと言うと食玩の『カエル戦車シリーズ』を集めるために通販で購入したり、小糸に集めてもらうなど色々な手段を講じていた。帰宅した小糸はエルダの集めていたカエル戦車を渡す。そして、一緒に行動していた高麗もエルダの前に現れる。
人見知りをして隠れようとするエルダだが、小糸の後押しもあって高麗と話をする。カエル戦車シリーズの素晴らしさを語るエルダに、地元のおもちゃ屋に今では手に入りにくいカエル戦車が売られていると高麗が教えてくれる。外出するのを嫌がるエルダの代わりに、高麗がそのレアなカエル戦車を買ってきてあげると言うのであった。
・エルダのことを美人と言ってイケメン度合いを見せる桜庭高麗
1話目の完全引きこもり状態を脱却して小柚子、そして高麗と出会う。高麗はエルダを尊敬しつつも、いつものくだけた感じで話しかけて小柚子とは違う扱い方を見せる。
しかし、エルダのお小遣いがお賽銭から供給されているのは驚きというか面白いシステムだ。エルダは愛されている神様ということなので、結構良い生活はできているのかもしれない。
3.もんじゃ焼きを食べに行く
佃煮が好きなエルダは佃煮こそが月島のソウルフードだという。その話を聞いた小糸はもんじゃ焼きこそが月島のソウルフードだと言い返す。2人が言い合いをしていると、そこにもんじゃ焼きの新メニューを相談されたと言う小柚子が現れる。
エルダの知っているもんじゃ焼きは『江戸もんじゃ』と言われる初期のもんじゃ焼きで駄菓子のようなものである。今のもんじゃ焼きを食べたことがないエルダに対して、小糸と小柚子は食べに行こうと誘う。
勇気を出して外出したエルダはもんじゃ焼き屋にやってくる。エルダのことを思って貸し切りにしてあり、3人だけでもんじゃ焼きを食べる。エルダは一気にもんじゃ焼きを10人前食べてしまうほど、もんじゃ焼きを気に入るのであった。
・もんじゃ焼き屋にやってきたエルダ、小糸、小柚子の3人
エルダは400年間、江戸で生きていたこともあって生き字引きとしての知識が豊富である。問題は、100年単位の過去の話はできるが、60年引きこもっていたので最近の知識は全くないというところだろう。
小糸が巫女をしていることや、小柚子が料理が上手くなっていることからおそらくこの二人の母親はすでに亡くなっていると予想がつく。まだ2話目ではあるが、主要キャラで大人キャラは出てきていない。(一応、名前だけだと菊次郎は出てきている)
アニメ『江戸前エルフ』2話の感想・考察。
神社の神様はエルフでしかも引きこもりという設定でありながら、話は日常コメディなのがこの作品の特徴だ。600歳だが最近のことはわからないエルフと、10代の女子高生たちが知識をお互い補完し合いながら生活していくのが面白い。
エルダの話は結構歴史的な価値が高い話なのだが、いまいち主人公の小糸や女子高生たちに刺さっていないのが悲しいすれ違いではある。お互いに通じあえたのが、小柚子を通しての料理関連なので、小柚子は物語を動かす上での重要なキャラクターな気はする。
前回記事:1話:エルフが神様で想い人
次回記事:3話:巫女継承の儀ができた理由