アニメ『江戸前エルフ』4話の見どころ・ネタバレ
※引用画像は『©樋口彰彦・講談社/「江戸前エルフ」製作委員会』
1.廣耳神社の神様・ヨルデ
高耳神社に大阪からお客さんが来るということで小糸は外でおみあげを買う。その帰りに迷子になって泣いている子がいて、話しかけるとそれは子供ではなくエルフであった。エルダの関係者だと考えた小糸はそのエルフを高耳神社に連れて行く。
迷子になっていたエルフは大阪にある廣耳神社の神様・ヨルデであり、高耳神社にはヨルデとはぐれてしまった巫女の『小日向向日葵(こひなた ひまわり)』が心配して探しにきていた。
エルダとヨルデは同じ時期に召喚されたエルフでエルダは徳川家康、ヨルデは豊臣秀吉によって召喚されている。お互い知り合いだが、再会するのは200年ぶりとのことなので久々となる。
ヨルデは622歳でエルダより1歳年上であり、それを理由に何かとエルダに勝負で勝とうとする。しかし、不満があるとヨルデは泣き出してしまうので、エルダが折れて対応するため、実際にはエルダの方が姉のように振る舞っている。
・高耳神社にやってきた廣耳神社の神様・ヨルデ
エルダは引きこもりのオタクというキャラだったが、ヨルデは活発ながら子供というキャラだ。600年以上生きていながら、その重みを感じさせないこの2キャラは日常コメディという作風ゆえか。
ヨルデはエルダと違った形で現代を満喫しており、旅に出たり、推しのコンサートに来たりと外に出ての活動がメインだ。巫女の向日葵とも良好な関係が築けているようで、小糸・エルダと同様に打ち解けあっている。
2.風邪で寝込むエルダ
生まれたばかりの赤ちゃんにお目通りするという役目を果たしたエルダだったが、そこでくしゃみが止まらなくなり風邪を引いてしまったことが発覚する。かかりつけ医の佐々木茜に見てもらい、エルフだけがかかる特有の風邪になってしまったようだ。
佐々木家は江戸時代からエルダのかかりつけ医だと言う。江戸時代は身分の関係上、なれない職業が存在していたが、その中で『医者』は誰でもなれる職業だったらしく、ヤブ医者も多く当たり外れが激しかったようだ。
風邪になったエルダを看病してくれる小糸を見て、エルダはいつもと違って小糸が優しいと感じる。そんな小糸をエルダは何度も呼び出して看病してもらい、存分に甘えるのであった。
・風邪を引いて寝込んでしまうエルダ
長年エルフを見ている医者の一族がいるため、エルダが風邪になっても問題なく医者にかかることができる。エルフにしかかからない風邪があるとわかっているあたり、長年の知識が蓄積されていることがうかがえる。
小糸の料理シーンが出てきたが、料理については小柚子がすべてを担っているらしく、小糸はからっきしのようだ。エルダのためにお粥を作ってると言う小糸の横で、普通にかつ丼を作る小柚子も相当な胆力だ。
アニメ『江戸前エルフ』4話の感想・考察。
4話目で新しい神様のヨルデが出てくる。大阪の神様ということで、高頻度で会うことはないだろうが『一方その頃…』形式で、ヨルデ・向日葵視点の話が語られることはありそうだ。
それにしてもこの作品はメインキャラクターに大人が出てこない。長寿のエルダが教師役になって、江戸の知識を子どもたちに教えるという構図になっているので、変に知識のある大人は邪魔なので排除されているのかもしれない。
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