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アニメ『海賊王女』9話感想・考察:解き明かされるアベルの過去と石の秘密

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今回(海賊王女 9話)のあらすじ

『海賊王女』第9話「ヴァイスヴァーサ」WEB限定次回予告映像

少年だった日々を、アベルは思い返す。王家の末弟のため、周りから冷たくされ、ひっそりと生きていた頃だ。

ある日、庭園にて不思議な少女・ヘレナと出会う。
共に過ごす時間が増えるに連れ、二人の間には深い愛情が生まれていくのだが……。

その頃フェナは、回復した雪丸と共に、石から得た座標の謎へと向かい合う。

©Kazuto Nakazawa / Production I.G:海賊王女9話

今回(海賊王女 9話)の見どころ

1.なぜ、フェナたちの進路がわかったのか?

アベルは独自の情報網で、フェナたちの進路を調べているらしい。

フェナたちを隠れて追いかけている人がいて、そいつがアベルに情報を流しているのだろうか?それとも内通者がいる?

※追記:これについては、第10話にてアベルの部下が色々な島にいてフェナたちの動きを監視していたことがわかる。

2.アベル・ブルーフィールドの過去回想

アベルは元々、王族らしい、だが口ぶりからすると家族もいないということなので、妾の子とかの可能性はある。

幼少の頃にフェナの母親である、ヘレナと出会い、親密な関係になる。

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©Kazuto Nakazawa / Production I.G:海賊王女9話 :ヘレナと出会う幼少期のアベル

しかし、ヘレナは王(アベルの父)の子供を宿し、しかもフランツ・ハウトマン(フェナの父)とどこかへ消えてしまう。

ヘレナの話から、王の子供を宿したのはラ・ピュセルを産むためだと予想ができる。しかも、それを進言したのはフランツ・ハウトマンっぽい。

この時点で、フランツとフェナの間には血縁関係がないことがわかる。フランツも謎多きキャラクターである、彼しか知り得ない情報がたくさんありそうだ。

アベルが「エデン」を目指す目的は、ヘレナの遺言を元に、ヘレナに会いに行くためだとわかる。エデンにはヘレナが残した遺品か、ヘレナが存在した証みたいなものがあるのだろうか?

3.石の謎が解き明かされる

フェナの口ずさむ歌の歌詞を知っていた雪丸。その内容から、フェナはそれがエデンの情報を示すものではないかと考える。

フェナが記憶を取り戻し、歌の名前が「ヴァイスヴァーサ(逆もまたしかり)」だと思い出す。

vice versa:〈ラテン語〉逆に、逆もまた同様、反対に

出典:英辞郎 on the Web:Vice Versaを含む英語表現

それによって石の秘密である「エデンの座標」を解き明かし、次の目的地が決まった。

とうとう、当初の目的地であるエデンへ向かうことになり、物語も終盤という感じがしてきた。しかし、雪丸が記憶していた歌詞から、エデンへ向かった方舟に良いことが起こらなさそうなのが心配である。

今回(海賊王女 9話)の感想・考察

今回のアベルの回想で、フランツ・ハウトマンもかなりの重要人物だとわかった。今後、彼しか知り得ないハウトマン家の情報が出てきたりすると期待している。

ヘレナが火刑によって処刑されるのは、やはり「ジャンヌ・ダルクの処刑」と合わせた演出なのだろう。ジャンヌ・ダルクの末裔であるヘレナが王の子を宿すと、生まれるのがラ・ピュセルだというのもよくわからない。そこらへんの秘密も解き明かされるのだろうか?

あと、今までただのアベルの側近だったコーディが怪しさを増している。「アルファ・レジーナ」という言葉の意味も気になる。ただの側近ではなく、重要な役割のあるキャラクターなのだろうか?

もし、「レジーナ(Regina)」がラテン語で女王という意味で使っているのなら、「アルファ・レジーナ」は「最初の女王」という意味とも取れる。

今回のTwitter感想・評判

前回(海賊王女 8話)の感想・考察記事

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