『ゴッドオブブラックフィールド』1話~3話の見どころ・ネタバレ
1.物語の始まりはアフリカを戦地とした傭兵部隊
主人公は、フランスの傭兵部隊の区隊長である西恭弥である。物語は、目的の要人を殺害する任務の説明からスタートする。
©Kakao piccoma Corp.:主人公の傭兵・西恭弥
その作戦に、西恭弥を区隊長としたグループも参加するのだが、あまりにも順調に行く作戦に恭弥は違和感を覚える。そう思った瞬間に、仲間のスミセンが撃たれ、相手が待ち伏せしていたことがわかる。
相手の充実した装備、待ち伏せから、情報が漏れていたことを確信する恭弥、内部に裏切り者がいるのだと予測する。
「ゴッドオブブラックフィールド(死神)」と呼ばれる恭弥は、その実力を発揮して、なんとか不利な状況を覆そうとした矢先に「後ろから狙撃されて」死んでしまうのであった。
物語の始まりは、「ゴッドオブブラックフィールド」と二つ名が付くほどの傭兵・西恭弥が作戦中に何者かに裏切られ、最終的に狙撃されて命を失うというところからスタートする。
部隊の中の何者かが裏切ったことは確実だろう。
2.転生する西恭弥
この作品は、転生モノではあるが俗に言う「異世界転生モノ」ではない。
死んだはずの傭兵・西恭弥が転生した先は、3年後の日本の高校3年生・西恭弥の肉体であった。(まさかの同姓同名)
アフリカにいたはずの西恭弥が、いきなり日本の病院にいることに驚き、しかも、別人の体に乗り移っていることに更に驚く。
恭弥は、冷静沈着に情報を集め、今、自分がどういう状況にあるのか分析していく。ここらへんの冷静さは、傭兵ゆえだろう。
情報収集の結果、高校生の西恭弥の家は裕福なのだが、直前に自殺をしようとして屋上から飛び降りたということがわかる。(その結果、傭兵・西恭弥の魂が乗り移ったということだろう)
自分が殺されたであろう作戦について、ネットで調べるも一切情報が出てこないことから、恭弥は情報がわざと隠されていると予想する。
3.あまりにも暇なので登校する西恭弥
今、自分のできる情報収集はやりきってしまい、暇になった西恭弥は、翌日すぐに高校に登校する。
そこで、高校生の西恭弥をいじめていて自殺に追い込んだであろう鬼塚が血相を変えて現れる。(前日、無視しまくったあげくに、軽くあしらったので当然だろう)
ここで、鬼塚に呼び出された3話は終了となる。
『ゴッドオブブラックフィールド』1話~3話の感想・考察
無料で公開されていて、かつすぐに読める1~3話は、「西恭弥」の前世の記憶と、転生後、どんな人間に転生したのかまでが描かれていた。
よくある「異世界転生モノ」とは違い、転生した後の世界は「同一世界(3年後の日本)」であり、転生した体も同姓同名という珍しいものになっている。
「異世界転生」の場合だと、転生した理由は神の力などが働いて転生したということになりがちだが、今回のように同一世界に転生した場合は「どういった力が働いたのか」予想が付きづらい。異世界転生と同じく、神のごとくの力によって転生したのか、それとも何か特別な他の理由が用意されているのだろうか?