『ゴッドオブブラックフィールド』129、130話の見どころ・ネタバレ
1.転生前の傭兵・西恭弥に気づくラノック
恭弥とラノックは車に乗って福生市に向かう。福生市に来た理由は飛行機に乗るためであった。
飛行場にはラノックを守る傭兵がおり、その中には傭兵・西恭弥と同じ部隊にいた「ジェラール」が存在していた。
飛行機に乗るとラノックは恭弥にとある資料を渡す。その資料の内容は傭兵・西恭弥のものであり、ラノックは恭弥がゴッドオブブラックフィールドなのか、真偽を知りたがる。
一瞬言いよどむ恭弥だったが、ラノックから「同じ部隊に居た人間がいなかったか?」と別のアプローチで聞かれると、恭弥はとうとう口を割るのであった。
©Kakao piccoma Corp.:傭兵時代、同じ部隊で共に戦ったジェラール
とうとう、傭兵以外で西恭弥の転生に気づく存在が現れる。同姓同名の人物がいるのだから、たどり着くのは不可能ではないと思っていたが、ラノックが一番最初に気づくとは。
早老症の件もそうだったが、徐々に「転生」についてスポットライトが当てられ始める。今後、転生の謎も物語のメインテーマになってきそうだ。
2.窮地に追い込まれる恭弥たち
恭弥がゴッドオブブラックフィールドと同じ部隊に居た人間を言い当てたことで、ラノックは恭弥がゴッドオブブラックフィールドだと確信する。どうやらシャフランが恭弥の転生を指摘して、ラノックがそれを調べたようだ。
ラノックの話ではアメリカとイギリスが不穏な動きをしており、その情報をシャフランが握っているという。恭弥にはシャフランに会ってもらい、情報を聞き出して欲しいとラノックに打診される。
打診を聞き入れるか悩む恭弥に黒川から電話が来る。どうやら総理の裏金がバレて、窮地に追い込まれたらしい。
恭弥は一刻も早くユニコーンプロジェクトに日本が参加することをEUに公式発表してもらうために、ラノックの打診を受けるしか選択肢がなくなってしまった。
©Kakao piccoma Corp.:ラノックに中身はゴッドオブブラックフィールドだと言い当てられる西恭弥
どうやら恭弥の転生は「神々の謎の力」ではなく「ブラックヘッド」と言われる一種の特殊現象だと示唆される。しかも、それが原因でアメリカとイギリスが戦争しそうだという。
日本の状況も一気にピンチになり、恭弥の立ち回りで一発逆転を狙っていくしかなくなった。
『ゴッドオブブラックフィールド』129、130話の感想・考察
この2話で一気に状況が動き出した。ラノックが転生を知ったこと、そして転生と関係がありそうなブラックヘッド、アメリカとイギリスの戦争や日本総理の裏金発覚で背水の陣状態と、盛りだくさんだ。
何をするにもラノックの言う通り、シャフランと会う必要性が出てきた。物語的にシャフランを殺さなかったのは、ブラックヘッド関連の情報を知っていたからだったか。
恭弥はダエルのことを伏せてはいるが、さすがにラノックもそこらへんは調べており、予想はできていそうだ。