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『ゴッドオブブラックフィールド』第13話ネタバレ感想|ヤクザの事務所に単独突入!恭弥の強さと覚悟

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『ゴッドオブブラックフィールド』第13話ネタバレ感想|ヤクザの事務所に単独突入!恭弥の強さと覚悟

※本記事には『ゴッドオブブラックフィールド』第13話のネタバレが含まれます。未読の方はご注意ください。

第12話では、母親に付き合って訪れたフレンチレストランで、恭弥が流暢なフランス語を披露し、周囲を驚かせる場面が描かれました。

そして今回の第13話では、前回の“社交戦”から一転、ヤクザの拠点へ単身乗り込むという危険な展開に突入します。

一見、学校生活を送る高校生に見えて、その実は傭兵としての闘志を秘めた恭弥の二面性が、より強く印象づけられる回となりました。

目次

見どころ1:ミシェルの圧に押される恭弥と、部室での“余裕の笑み”

フランス人女性・ミシェルからの「連絡先を教えて」という直球の申し出に、恭弥はやや戸惑いながらも応じます。

その反応からは、相手の勢いに一瞬たじろぎつつも、無視できない存在として意識している様子がうかがえました。

いつもはどこか冷めた目で物事を見ている彼ですが、このときばかりは相手の勢いに押され気味で、少し調子が狂っていたようです。

なかやす

このシーンの恭弥には、彼の「高校生としての一面」がよく表れていました。冷静でタフな彼が、妙に人間らしく、ちょっと照れたように見えるのが新鮮でした。

場面が変わって月曜の学校。恭弥は、放課後にヤクザの事務所に乗り込む約束があるにもかかわらず、部室で筋トレに励んでいました。

そんな状況にもかかわらず、ふと昨日の出来事を思い出し、思わず笑みをこぼしてしまいます。

その様子を偶然見たダエルは、「こんな状況で何がそんなに面白いんすか?」と驚きを隠せません。

恭弥は話をそらすように「運動部でも作ろうぜ」と未来の話を始めますが、ダエルは「今日会うヤツらはヤバい」と真剣に忠告。

命の危険すらある相手と対峙するのに、あまりにも落ち着いた様子の恭弥に不安を募らせていました。

この時の恭弥は、あえて明るく振る舞うことで、戦いの不安や緊張を周囲に悟らせまいとしていたようにも見えました。

なかやす

未来の話をする姿勢は、「この戦いで負けることはない」と確信しているかのようで、彼の覚悟の強さが伝わってきます。

西恭弥「Legio Patria Nostra!」

©Kakao piccoma Corp.

また、「Legio Patria Nostra!」という傭兵時代の合言葉――“我らの部隊こそ祖国”という意味――を唱えることで、自らを鼓舞するシーンも印象的でした。

見どころ2:ヤクザの事務所で繰り広げられる死闘と、仮面の助っ人登場

放課後、恭弥はひとりでヤクザの事務所へと向かいます。

車で迎えに来た男たちに案内されながらも、建物の構造を冷静に把握するなど、状況を把握する余裕を見せていました。

ボス格のヤクザに対しても、「オレの学校から手を引け」と堂々と切り出し、最初から下手に出るつもりはありません。

西恭弥「テメェらが何をしようが関係ねぇ。だが関係ないガキ相手に汚ねぇ真似すんじゃねぇよ」

©Kakao piccoma Corp.

一発で場の空気を変えるこのセリフには、相手を屈服させるような迫力がありました。

なかやす

ヤクザ相手にまったく怯まず、冷静に言葉をぶつける恭弥の姿には、かつての“リーダー”としての自信と覚悟がにじんでいました。命のやりとりすら覚悟のうえで臨んでいるように思えます。

恭弥の要求は当然のように却下され、その場にいた複数のヤクザたちが一斉に襲いかかってきます。

最初の数人は瞬時に倒し、接近戦でも隙のない強さを見せつけるものの、やがて建物の奥から10人を超えるヤクザが現れ、形勢は一気に悪化。

「チクショウ、元の体だったらこんなヤツら…!」と内心で悔しさを滲ませるほど、今の身体では限界があると自覚しています。

さらに凶器を持った手練れの男たちが現れ、「ギッタギタに切り刻んで魚の餌にしてやるよ」と脅しをかけてくるその時――

金属音とともに仮面を被った男が現れ、ヤクザを一撃で倒すという衝撃の展開に。

恭弥はまだその正体に気づいていませんが、読者目線では明らかに“ダエル”の登場です。

なかやす

仮面の男が現れるシーンは、緊迫した状況の中で読者の視線を引きつける印象的な場面でした。

正体がダエルであると察せられる演出もあり、唐突な展開にはならず、自然に物語へ溶け込んでいたように思います。

まとめ:ゴッドオブブラックフィールド:第13話

ヤクザの事務所に単身で乗り込み、圧倒的な数を相手に立ち向かった恭弥の覚悟が印象に残る回でした。

戦闘力だけでなく、交渉や判断力にも長けている彼の一面が、あらためて強調されたように感じます。

また、最後に登場した仮面の助っ人は、物語の緊張感を一気に変える転機としてうまく機能していました。

恭弥とダエル、それぞれの信頼関係がこの先どう描かれていくのか、次回への期待が膨らみます。

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