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『ゴッドオブブラックフィールド』157話感想|恭弥、黒川の作戦を信じて待つ

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『ゴッドオブブラックフィールド』157話感想|恭弥、黒川の作戦を信じて待つ

※本記事には『ゴッドオブブラックフィールド』第157話のネタバレが含まれます。未読の方はご注意ください。

第157話では、スミセンがまさかの“諜報任務”に就くという大胆な展開が描かれました。

恭弥は、女好きという彼の個性を逆手に取り、敵の内情を探る作戦に踏み切ります。

一方で、黒川が仕掛けた作戦の結果をただ待つことしかできない恭弥の姿には、いつになく複雑な思いがにじんでいました。

本記事では、この第157話を2つの見どころに分けて振り返っていきます。

目次

見どころ1:女好きスミセン、まさかの諜報任務へ

ゴント支社の持分をめぐる接触――それはただの買収話ではなく「周防側からの露骨な探り」だった。盗聴器を通じて内情を探ろうとするやり口に、恭弥は反撃の準備を始める。

標的に定めたのは、周防裕三が囲っている6人の愛人たち

恭弥が調査を命じたのは、かつての部下であり、類まれなる女好き――スミセン。

『ゴッドオブブラックフィールド』157話感想 西恭弥「オマエの言うことを何でも聞くように上手く手懐けるんだ。できるな?」

西恭弥「オマエの言うことを何でも聞くように上手く手懐けるんだ。できるな?」

©Kakao piccoma Corp.

これだけ聞くと冗談のようだが、恭弥の戦略は極めて理にかなっている

武力ではなく“色仕掛け”という武器を使うスミセンにしかできない任務。本人も得意満面だ。

なかやす

その自信、どこから来るのかわからないが、こうして任務として与えられると、彼の「弱点」が頼もしさへと変わって見えてくる。

そしてもうひとつ面白かったのは、焼肉屋でのダエルとの軽口の応酬だ。このくだり、完全に中学生の喧嘩。でも妙にテンポが良くて、笑ってしまった。

ただし、笑ってばかりはいられない。

その後、京極の部下によってスミセンの自宅から4つの盗聴器が発見される。

  • リビング、寝室、玄関、トイレにそれぞれ設置
  • 恭弥の読み通り、周防側が内部の動きを探っていた

このあたりの展開は、恭弥の思考の鋭さが際立つ。

なかやす

「モテる男」に情報を預ける危うさはあるが、恭弥はそのリスクも承知のうえで動いているのだろう。

家族を守るため、情報戦で敵を潰す――その意思が明確に伝わってくる。恭弥の「戦場」は、いまや物理的な戦いだけではなくなっている

見どころ2:黒川の作戦結果が気になる恭弥

黒川が指揮する作戦が気になる恭弥は、朝のランニングと筋トレを通じて不安を振り払おうとする。

「成功?失敗?結果はどうあれ無事だろうか?」

©Kakao piccoma Corp.

その独白は、いつもの彼らしからぬ迷いが垣間見える瞬間だった。

なかやす

どんなに冷静を装っていても、仲間を送り出した側の不安は、どうしても拭いきれないのだろう。

それでも、「信じよう。信じて待つんだ」と自分に言い聞かせる姿は、無力感に飲まれそうになりながらも立ち続ける恭弥の強さそのものだった。

そしてラスト。ラノックからの一本の電話が物語を動かす。

作戦の結果は今夜、明かされる。この一言で、恭弥の表情も少しだけ引き締まったように見えた。

ついに待ちに待った戦いの結果が知らさせる。

まとめ:ゴッドオブブラックフィールド:第157話

第157話は、スミセンという異色の“諜報員”を活用した恭弥の情報戦が動き出す一方で、黒川の作戦結果を待つ恭弥の葛藤が描かれた回でした。

敵の裏をかくために「女好き」を戦力に変える発想には驚かされたし、盗聴器の発見によって、改めて周防側の動きの危険性も浮き彫りになりました。

一方で、高校内ではかつて敵だった不良たちが和解を求めてくるなど、恭弥の存在が確実に周囲を変え始めている様子も見て取れます。

そしてラストにかかってきたラノックからの電話。果たして黒川の作戦は成功したのか――次話で明かされる結果が楽しみです。

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