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『ゴッドオブブラックフィールド』第173話ネタバレ感想|USBの真相と敵幹部・大熊との対峙

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『ゴッドオブブラックフィールド』第173話ネタバレ感想|USBの真相と敵幹部・大熊との対峙

※本記事には『ゴッドオブブラックフィールド』第173話のネタバレが含まれます。未読の方はご注意ください。

前回の第172話では、総理大臣の登場により西家の周囲が一変し、それをきっかけに恭弥が敵の存在を本格的に警戒し始める様子が描かれました。

また、彼自身も家族に対する脅威を直感的に察知し、不穏な空気を感じ取っていました。

そして今回の第173話では、ついに恭弥が単独で動き出します。USBに記された敵の情報をもとに、危険人物・大熊茂の元へ直接乗り込むという緊迫した展開が描かれました。

緊張感と怒りが入り混じる中、恭弥が目にしたのは、自らの母・花恋の画像。その意味とは――。迫る危機と恭弥の覚悟が交錯する1話となっています。

目次

見どころ1:USBに記された実行犯の情報と、京極との対話から強まる恭弥の覚悟

恭弥はラノックから渡されたUSBの中身を確認し、内調とは異なる独自ルートで集められた情報を手に入れる

その中には、周防の実働部隊の詳細が記されていた。とくに目を引いたのは、秘書室長・鳥山壱成と、暴力的な前科を多数持つ大熊茂の存在だ。

恭弥「ひとまずオマエからだ」

©Kakao piccoma Corp.
なかやす

この一言に、家族を守るための「処理」を自らの手で始めるという決意が込められていたように感じられた。

USBの内容は、敵がどこにいて、どう動いているかを特定する強力な武器だった。

同時にこれは、法や組織の枠を超えて自ら動くことを意味しており、恭弥が「戦場の人間」としての顔を再び表に出そうとしていることを象徴していた。

その後、恭弥はUBコップの社長・京極を訪ね、両親の警護に対する礼を述べる。

京極は報酬を断り、逆に黒川の消息を気にする様子を見せる。だが恭弥は、その話題をやんわりとかわす。

京極「黒川も黒川だが須賀先生にも遊びに来るよう言っといてくれ。もう随分会ってない気がする」

©Kakao piccoma Corp.

この一言に、京極の人懐っこさと信頼関係の深さがにじんでいた。

恭弥はその言葉に笑って応じながらも、あくまで自身の任務を優先する態度を崩さなかった。

義理を大切にしながらも、甘えには流されない。そのバランス感覚が、彼を「単なる高校生」とはまったく違う存在にしているとあらためて思わされた。戦う準備は、もう整っていたのだ。

見どころ2:大熊の元へ単独突入する恭弥と、花恋の画像が意味するもの

恭弥は、ラノックの情報をもとに実行犯・大熊茂の動きを監視し、昼食後のタイミングを狙って恵比寿のオフィスへと向かいます。

恭弥「大熊に会いにきた」

©Kakao piccoma Corp.

受付で名乗ると、周囲がざわつきはじめました。それだけ、恭弥という名前には「現実的な圧」があるということでしょう。

なかやす

名前を口にするだけで場が緊張するという描写からも、西恭弥が相手勢力からも「敵」として認識されていることが伝わってきました。

受付を制止する男性たちを無視し、恭弥は大熊のもとへと突入します。そして、机の上に置かれたタブレットに目をやると、そこには西花恋の画像が映っていました。

敵が実際に手を下す寸前だった、もしくは計画段階であることが明示された瞬間です。

『ゴッドオブブラックフィールド』第173話ネタバレ感想|恭弥「…何だ、これは?」

恭弥「…何だ、これは?」

©Kakao piccoma Corp.

このひと言には、怒りがにじんでいたように感じます。

なかやす

これまではあくまで警告のつもりだった行動が、この瞬間から完全に「報復の引き金」へと変わったように思えました。

恭弥が家族を守るために手段を選ばなくなったのは、このタブレットの画面にすべての理由が詰まっていたように思います。

まとめ:ゴッドオブブラックフィールド:第173話

第173話では、ラノックから提供されたUSBによって、敵の実行部隊の詳細が明らかになり、恭弥は自ら行動を開始しました。

とくに大熊茂に関する情報は、その凶悪さと危険性を示すものであり、恭弥の警戒心と怒りを強く刺激したように見えます。

印象的だったのは、恭弥が単身でオフィスに乗り込み、花恋の写真が映ったタブレットを目にした場面です。

この一瞬で、恭弥の中の何かが確実に変化したことが伝わってきました。警告の段階を越え、いよいよ反撃が始まることを予感させる展開でした。

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