※本記事には『ゴッドオブブラックフィールド』第174話のネタバレが含まれます。未読の方はご注意ください。
前回の173話では、恭弥がラノックから得たUSBの情報をもとに、大熊茂の裏にいる人物を調べ、ついにそのアジトに足を踏み入れる場面で終わっていました。
大熊のタブレットに映し出された母・花恋の姿に、怒りを抑えきれない恭弥の行動が始まったのです。
今回の174話では、その続きとして、恭弥が殺し屋たちとの戦闘を経て、大熊に直接尋問を仕掛ける様子が描かれます。
彼がどのように敵の心理を崩していくのか、そしてどれほどの覚悟を持って家族を守ろうとしているのか。その真剣さが、緊張感として伝わってくる内容でした。
見どころ1:殺し屋2人とのバトル!恭弥の圧倒的な戦闘力
母・花恋の写真が表示されたタブレットを見た瞬間、恭弥の表情が変わります。
敵の正体と目的を理解した彼は、その場で戦う決意を固めました。
西恭弥「予定変更だ。コイツら全員ぶちのめす」
©Kakao piccoma Corp.
恭弥が怒りを爆発させるのも当然だと思いました。

大切にしている家族が狙われていたこと、その事実を前にして謝るどころか、すぐに殺し屋に殺しの指示を出した大熊の態度が、恭弥の怒りに火をつけたのだと感じました。
殺し屋2人は刃物を持って恭弥に襲いかかりますが、彼は落ち着いて動きを見極め、逆に敵のナイフを奪って反撃します。
中でも印象的だったのは、「いいナイフ使ってんじゃねえか。これで母さんを刺すつもりだったのか?」というセリフです。
このセリフに、家族を守るための強い決意がにじんでいたように思います。

命を懸けても守りたいものがある時、恭弥はどこまでも強くなる。そういう一面を改めて感じる場面でした。
見どころ2:逃げ場なし…安西の登場と恭弥の徹底的な尋問
殺し屋を倒した後、恭弥は大熊の視線が入口に向いたことに気づき、安西に電話をかけて室内に呼び入れます。
部屋に入った安西に対し、恭弥は
「この部屋に誰もいれるな」
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と命じ、大熊の助けが来ないことを突きつけました。
この時の恭弥の行動には、ただの怒りではなく、相手を確実に追い込むための「理性」が見えました。

希望を断ち、動けない状況をつくることで、戦わずして精神を崩していく。まさに「逃げ場なし」の演出でした。
さらに恭弥は大熊に向けて、「指を1本ずつ折る」と警告しながら、尋問を始めます。気絶して答えを拒否しようとする大熊に対し、恭弥はお腹を殴り
「誰が気絶していいっつった?」
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と問い詰め、強制的に意識を保たせて答えを引き出そうとしました。
暴力的な手段ではありますが、恭弥はそれを冷静に計算して使っていました。

痛みだけでなく、恐怖と絶望を組み合わせて相手を壊していく姿には、怖さと同時に「絶対に家族を守る」という強い意志を感じました。
まとめ:ゴッドオブブラックフィールド 第174話
第174話では、恭弥が単身で敵地に乗り込み、母を狙った相手に対して怒りをぶつける姿が描かれました。
特に、殺し屋たちとの激しい戦闘と、大熊への冷静かつ徹底的な尋問が印象的です。
圧倒的な戦闘力と精神的な駆け引き、両方を駆使する恭弥の姿から、彼がどれだけ本気で家族を守ろうとしているのかが伝わってきました。
冷静でありながらも容赦のない判断は、彼の強さと覚悟を感じさせる展開でした。
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