※本記事には『ゴッド・オブ・ブラックフィールド』第216話のネタバレが含まれます。未読の方はご注意ください。
前回は恭弥は母・西花恋のオフィスに駆けつけ、銃を構えた襲撃者2人を制圧。同時に、ダエルたちが父・誠司のもとで襲撃犯を一掃し、家族の無事を確保しました。
そして今回、周防のもとには20人もの戦力が集結しており、恭弥は作戦の再構築に動き出します。信頼できる仲間たちを呼び寄せ、次なる決戦の準備が始まりました。
見どころ1:作戦変更!恭弥が動かす信頼の人脈
恭弥は周防の護衛人数が20人にまで膨れ上がっていたという報告を黒川から受け、作戦の見直しを迫られます。
先手を取られたことを認めた恭弥は、すぐさま仲間の招集に動き出します。
まず、神奈川での事件に関与した組織の掃討を神代光輝に依頼する。
警察の介入による逮捕リスクを黒川が封じることで、神代たちが安心して行動できるよう手配しました。
恭弥「これで大田区と世田谷区のほうは問題ありません」
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続いて、最大の難所である渋谷区・周防の自宅への突入作戦に備え、煉谷万寿郎と京極堅志郎にも協力を要請。
相手が20人規模の精鋭であると見た恭弥は、慎重に戦力を整えていきます。

このシーンでは、恭弥の迅速な判断力と人脈の広さが際立ちました。
予想が外れたことを素直に受け止め、即座に作戦を切り替える姿勢には、かつて傭兵部隊を率いていた指揮官としての経験値が活かされています。
神代への連絡では、敵の情報を素早く共有しつつ、警察への対応まで見据えて黒川に任せる段取りの良さも見逃せません。
裏社会の力を使いながらも「暴れすぎるな。特に銃声には気をつけろ」と、一般社会への影響にも配慮する姿は、マスコミに騒がれるリスクまで考えた、徹底した危機管理の現れでもあります。
また、渋谷区への突入に備え、かつての信頼できる戦友である煉谷と京極にも連絡を取り、作戦を大規模なものへとスケールアップさせていく流れは、まるで局地戦から全面戦争へと展開していく軍事戦略のようでした。
見どころ2:全員集合、覚悟を問われる作戦会議
ホテルオリンポスに煉谷とその部下5人が到着し、恭弥たちと合流します。これで作戦に参加するメンバーが全員そろい、本格的な動きが始まろうとしていました。
煉谷と恭弥が握手を交わし、京極との久々の再会では、互いの成長をからかうようなやりとりも交わされます
新しく加わった岩田に対しても気さくに挨拶するなど、煉谷の親しみやすい人柄が随所に表れていました。
やがて全員が円卓につき、作戦会議が始まります。
煉谷は「今回の作戦が失敗すれば、自分も部下も刑務所行きだ」と語り、覚悟の重さを静かににじませました。
これに対し京極も「自分が生きていれば面倒を見る」と返し、それぞれが命を懸ける覚悟を共有していきます。
続いて、黒川から敵に関する詳細が明かされます。
周防の護衛は、日本の反対勢力だけにとどまらず、中国・タイ・パレスチナ・ロシアといった各国からスカウトされた特殊訓練済みの精鋭たちによって構成されていたのです。
煉谷「今度は世界が相手か…面白い」
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この場面では、恭弥たちの陣営にようやく全メンバーがそろい、本格的な作戦の準備が整いました。
円卓を囲んだ場面では、誰もが張り詰めた表情を見せる一方で、煉谷と京極、ダエルとの再会を通じて、肩の力が少し抜けるようなやりとりも描かれています。
こうした細やかな描写が、彼らの信頼関係の深さを自然と伝えてくれました。

特に印象に残るのは、煉谷が語った「作戦失敗=刑務所行き」という言葉です。軽口を言い合っていますが、その裏にある覚悟の強さは本物です。
また、黒川の報告によって、周防の背後にいる勢力の厄介さが改めて明らかになります。
どこか一つの組織というよりは、複数の勢力がまとまって動いていることがわかり、油断できない相手だと強く感じさせられました。
煉谷の「面白い」という一言も、ただの強がりではなく、この先の戦いに対する覚悟と気概が込められているように思えます。
まとめ:ゴッドオブブラックフィールド:第216話
- 黒川が周防の護衛が20人に増えたと報告した
- 恭弥が神代に連絡し、襲撃組織への対応を依頼した
- 渋谷区の突入に備え、恭弥が煉谷に応援を求めた
- オリンポスホテルで全員が合流し作戦会議を行った
- 煉谷が作戦失敗時のリスクと覚悟を語った
- 黒川が周防の護衛に各国の特殊訓練要員が含まれると説明した
- 煉谷が「今度は世界が相手か」と状況を受け入れた
- 次回記事:217話:因縁の恭弥と周防がついに対面する
- 前回記事:215話:恭弥が母の目前で襲撃者を制圧
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