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『ゴッドオブブラックフィールド』第228話ネタバレ感想|ダエルが学校を辞め戦力強化を提案

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『ゴッドオブブラックフィールド』第228話ネタバレ感想|ダエルが学校を辞め戦力強化を提案

※本記事には『ゴッド・オブ・ブラックフィールド』第228話のネタバレが含まれます。未読の方はご注意ください。

前回は、恭弥が両親に電話をかけ、無事を伝えるとともに、家族の絆を再確認する場面が描かれました。また、放送されたドラマの影で、周防に関する報道が波紋を広げていきます。

そして今回は、恭弥とダエルが病室で語り合う中、今後の戦いに備えた動きが静かに始まります。戦力不足という課題を前に、2人の意識にも変化が見え始める回となりました。

目次

見どころ1:「学校を辞める」ダエルの覚悟

ダエルはふと思い出したように、ユニコーン事業に恭弥が関わるようになった場合、自分にも何か仕事を任せてほしいと申し出ます。

恭弥が「学校はどうするんだ?」と尋ねると、ダエルは即座に「辞める」と答えました。その決意の背景には、これまでの経験に基づいた危機意識があります。

ダエルは、最近の事件がどれも大規模になっていることを挙げ、もはや「巻き込まれる側」ではいられないと考えていました。

周囲の信頼できる大人たちはすでに限界を迎えつつあり、煉谷は意識不明、黒川はモンゴルの傷が癒えておらず、京極も年齢的に全盛期ではありません。

安西や井川、宇野ら若手も頑張ってはいるものの、実戦の経験がまだ不足している状況です。

そんな現状を踏まえ、ダエルは強い口調で訴えかけます。

『ゴッドオブブラックフィールド』第228話ネタバレ感想|ダエル「だから組織を作ってその経験を積ませてやるんすよ。そのために・・・事務所を構えてくれないっすか?」

ダエル「だから組織を作ってその経験を積ませてやるんすよ。そのために・・・事務所を構えてくれないっすか?」

©Kakao piccoma Corp.

「家族のことも気になるが、避けられない戦いなら、いっそ徹底的に準備して臨むべきだ」と語るダエルの姿からは、戦友としての覚悟と、未来を見据えた強い意志が伝わってきます。

恭弥もその提案に頷き、「どうせ戦うなら、より良い装備と仲間が必要だ」と感じ始めていました。

この場面で印象的だったのは、ダエルが今後の戦略について提案したことです。

なかやす

それは単なる「そばにいたい」という感情論にとどまらず、組織の戦力強化や後進の育成にまで目を配っている点です。恭弥が抱えていた「戦える仲間の不足」という課題に対して、ダエルは現実的な解決策を提示してみせました。

ダエルも「学校を辞める」ときっぱりと言い切ったことで、彼自身も既存の枠組みに縛られない存在へと変わろうとしています。

恭弥もすでに第187話において「学校に行かなくてもいい特別待遇の生徒」となっており、形式上は在学しながらも、すでに社会の中枢に関わる立場にいます。

なかやす

より自由な立場になった2人は、今後もっと周りの目を気にせず行動ができるようになるでしょう。

見どころ2:仲間の死に揺れる指揮官の心

入院して5日が経ち、恭弥はこれまでの怒涛の日々を思い返しながら、病院の屋上で一人の時間を過ごしていました。

そんな彼のもとに、黒川から電話が入ります。恭弥の容体を確認した後、黒川は煉谷が意識を取り戻したことを報告。さらに京極も回復に向かっており、他の要員たちも順調に回復しているとのことでした。

しかし、全員が無事だったわけではありません。2名の仲間が帰らぬ人となったという知らせを受け、恭弥の胸には重たい感情がのしかかります。

恭弥(プライドを守るために…2人が死に全員が負傷した。もちろん命をかけて戦った煉谷さんに対してどうこう言うつもりはない。だが…本当に正しい選択だったのか?オレには…その答えがわからない)

©Kakao piccoma Corp.

この場面で印象深いのは、恭弥が「戦いの意味」について立ち止まって考えていることです。彼はこれまで、仲間を守るため、あるいは正義のために迷いなく動いてきました。

なかやす

しかし今回ばかりは、命を落とした者たちの存在を前に、「正しい選択だったのか」と自問せざるを得なかったのでしょう。

プライドを守るために戦おうと進言したのは煉谷でしたが、最終的に実行を選んだのは恭弥自身です。

決定権を持っていたのは彼であり、その判断の結果として2人の仲間が命を落としました。たとえ正義の名のもとであっても、決断の責任は恭弥にのしかかっています。

誰のせいにもせず、自分の判断と向き合う姿には、迷いながらも成長しようとする強さが感じられたシーンです。

まとめ:ゴッドオブブラックフィールド:第228話

  • ダエルがユニコーン事業への参加を恭弥に申し出る
  • 学校は辞めると明言し、戦いへの覚悟を示す
  • 周囲の戦力の限界を見抜き、組織の必要性を語る
  • 後進の育成と事務所設立を提案し、恭弥に託す
  • 屋上で恭弥が戦いの決断に対する責任をかみしめる
  • 煉谷の進言とはいえ、実行を選んだのは恭弥自身
  • 判断の重みと向き合う恭弥の姿に成長が感じられる
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