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『ゴッドオブブラックフィールド』第279話ネタバレ感想|プライドを賭けた恭弥とゴリラ大尉の一騎打ち

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『ゴッドオブブラックフィールド』第279話ネタバレ感想|プライドを賭けた恭弥とゴリラ大尉の一騎打ち

※本記事には『ゴッド・オブ・ブラックフィールド』第279話のネタバレが含まれます。未読の方はご注意ください。

前回は、ゴリラ大尉が撤収交渉を持ちかけ、恭弥が互いのヘルメットを賭けた一騎打ちを提案しました。両者は左手を布で繋ぎ、右手のナイフで戦いが始まります。

そして今回は、左手を繋いだままのナイフ戦が近接の攻防へ発展していきます。主導権が揺れ、駆け引きは一層シビアになっていくのでした。

目次

見どころ1:隊長を信じる眼差し

恭弥とSBS総隊長であるゴリラ大尉の一騎打ちが始まります。周囲を日本側の部隊とSBSの隊員が取り囲む緊張感の中、先に仕掛けたのはゴリラ大尉でした。恭弥は攻撃をいなしつつ間合いを整え、左手の拘束を巡る引き寄せとナイフの攻防で主導権が揺れ動きます。

一方、戦いを見ながらSBSの副隊長バジャーがダエルに話しかけます。バジャーは戦っている男が「G・O・B」なのか確認し、また自分を捕虜から解放した理由を聞きます。

ダエルは、最初は交渉材料にするつもりだったが、恭弥がすべてを賭けたため人質は不要になったと説明し、さらに「G・O・Bの実力は神だ」と豪語します。

やがて勝負は転機を迎えます。ゴリラ大尉の蹴りと肘に対し、恭弥はナイフを捨てて組み付き、両者は素手の攻防になります。寝技では体格差で不利に見えましたが、打ち返して立ち直り、喉への手刀と連打で崩し切りました。

フィニッシュの態勢に入った恭弥に対し、バジャーは降伏を示し、SBS隊員たちは次々とヘルメットを地面に置きます。恭弥は左手の布を断ち切って雄叫びを上げ、日本側の隊員たちは勝利を確信して歓声を上げました。

バジャー「…完敗だ。戦術も見破られ、銃撃戦も勝てず、殴り合いでも負けてしまった。これほどまでに大敗したのは SBSの歴史上初めてじゃないだろうか?・・・なぜ彼が神と呼ばれるのかわかった気がする」

バジャー「…完敗だ。戦術も見破られ、銃撃戦も勝てず、殴り合いでも負けてしまった。これほどまでに大敗したのは SBSの歴史上初めてじゃないだろうか?・・・なぜ彼が神と呼ばれるのかわかった気がする」

©Kakao piccoma Corp.

最終的に、戦術面・銃撃戦・近接格闘のすべてで日本側の優位が証明され、恭弥の存在感が敵将にまで刻み込まれる結末となったのでした。

なかやす

このシーンでまず伝わるのは、ダエルとバジャーが互いの隊長を等しく信じている点です。

どちらも自分の側が勝てると疑っておらず、その確信がお互いの強気な姿勢を支えているように見えました。

一方で、現実の力関係はすでに一度示されています。ダエルはバジャーに勝利しており、拮抗していた「信じる気持ち」が揺らいでしまう実績が横たわります。

さらに、ダエルは「恭弥の実力はもっと上だ」と断言します。バジャーはダエルに負けている手前、言い返す根拠を失い、「ダエル>バジャー」から「恭弥>ゴリラ大尉」へと連想せざるおえなくなります。

結果、それは恭弥がゴリラ大尉を倒すことで証明されます。恭弥が力の勝負でもゴリラ大尉を上回り、SBS自らがヘルメットを置いて完敗を受け入れました。

SBSにとってすべての面で完敗したことを認めるのは屈辱ではありますが、ゴリラ大尉の命を救うために彼らはそれを受け入れたように見えました。

まとめ:ゴッドオブブラックフィールド:第279話

  • 恭弥とゴリラ大尉による左手を繋いだ一騎打ちが始まる
  • ダエルとバジャーはお互いのリーダーの勝利を信じて疑わない
  • しかし、バジャーはダエルとの戦いに敗れていて、更に恭弥はダエルより強いと言う
  • バジャーのゴリラ大尉勝利の確信が少し揺らぐ
  • 実際に恭弥がゴリラ大尉を力でねじ伏せてみせる
  • ゴリラ大尉の命を守るためにSBS全員がヘルメットを置き、完敗を受け入れる
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