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『ゴッドオブブラックフィールド』第282話ネタバレ感想|煉谷の豪快な歓迎に恭弥とダエルが笑みを見せる

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『ゴッドオブブラックフィールド』第282話ネタバレ感想|煉谷の豪快な歓迎に恭弥とダエルが笑みを見せる

※本記事には『ゴッド・オブ・ブラックフィールド』第282話のネタバレが含まれます。未読の方はご注意ください。

前回は、恭弥たちがスイスでの任務を終え、日本への帰還の途につきました。輸送機の中ではジェラールとの別れが描かれ、互いの信頼と成長を感じさせるやり取りが印象的でした。

そして今回は、早朝の日本で恭弥がラノック大使と連絡を取り、次なる動きを予感させる場面から始まります。帰国を待ち受けていた煉谷や黒川らとの再会も描かれ、戦地を離れた恭弥が少しずつ日常へと歩みを戻していきます。

目次

見どころ1:恭弥が感じた「何かが始まる」気配

恭弥はフランス情報局のスマホを使ってラノック大使と会話をします。ラノックは恭弥の無事を喜び、体調を気遣います。その穏やかな口調から、これまでの作戦の成果を確認している様子がうかがえました。

ラノックは「朝食を一緒にどうか」と提案しますが、恭弥は帰国早々に待っている仲間たちの存在を理由に断ります。それでも恭弥は礼を欠かさず、次の機会に食事を共にする約束を交わしました。

大使はアフリカ諸国の要人と会談を控えており、多忙を極めているようでしたが、恭弥に対しては相変わらず特別な信頼を寄せていることが伝わります。

恭弥「特に用件は何もなかったんだろうか?それとも…会って話さないといけないほど重要なことなのか?相変わらず何を考えてるか全く読めねえ・・・」

©Kakao piccoma Corp.

通話を終えた恭弥は、何か胸に引っかかるものを感じながらも、仲間たちと合流して車へと向かうのでした。

なかやす

この場面で感じられたのは、帰国直後というタイミングにもかかわらず、まだ何かが続いていくような「余白」でした。

ラノック大使との会話は丁寧で穏やかですが、どこか核心に触れないまま終わります。恭弥もそれを察しており、次に何が起こるのかを読み切れないもどかしさが出ていました。すぐに次の展開へ進むかと思いきや、一拍置く形で幕を引く構成が印象的です。

さらに、ラノックが口にした「アフリカの国家が来日している」という一言も気になるところです。直接的な事件にはつながっていませんが、この言及が今後の国際情勢や作戦に影響を与える可能性を示しているようにも思えます。まだ表面化していない動きの前触れのような雰囲気が伝わりました。

見どころ2:日常へ戻る恭弥、繋がりの回復

恭弥が電話を終えると、恭弥とダエルは車へと向かいました。

ワゴン車の中では、総理官邸警備隊の煉谷が待っており、満面の笑みで恭弥たちを迎え入れます。彼は怪我の治療中にもかかわらず、自ら出迎えに来たことを誇らしげに話し、恭弥は感謝を伝えました。助手席には京極、運転席には黒川の姿もあり、懐かしい顔ぶれがそろいます。

到着した先は、内閣情報調査室が管理する隠れ家のような一軒家でした。黒川は「ここで少し休んでください」と気遣いの言葉をかけますが、恭弥は輸送機で休んでいたため眠気はない様子です。

煉谷はすぐさま戦場での体験談をせがみ、報告書では伝わらない「魂の話」を聞きたがります。その勢いに恭弥が困った表情を見せると、安西が代わって話し始め、場を和ませました。

食後、恭弥とダエルは外へ出て一息つきます。ダエルがタバコを取り出し、先ほどの煉谷の勢いを思い返して笑いました。

恭弥「ああ、あの歳で怪我もしてるってのにすごい人だよ」

恭弥「ああ、あの歳で怪我もしてるってのにすごい人だよ」

©Kakao piccoma Corp.

そこへ黒川が加わり、恭弥は両親の安否を尋ねます。黒川は「お二人とも安全に過ごしておられます」と穏やかに答えました。その言葉にダエルが目を丸くし、穏やかな場面の中にもどこか緩やかな変化の兆しが漂う一幕でした。

なかやす

この場面で印象的だったのは、ラノックとのやり取りを終えた恭弥が、ようやく仲間たちとの再会へと歩みを戻す段階に入ったことでした。

煉谷や黒川、京極といった面々が揃い、戦場で張りつめていた空気が一気にほどけていくようです。煉谷の豪快な笑いと安西のさりげない気配りは、恭弥にとってまさに帰ってきた実感を与えるものでした。戦いの緊張が途切れたことで、ようやく人としての温かい時間を取り戻しているように見えました。

また、この再会の流れの中で、黒川が両親の様子を伝える場面も心に残ります。恭弥が真っ先に気にかけたのが「家族」だったことから、今の彼にとって何が最も大切なのかが自然と伝わってきました。

戦地を離れたことで、恭弥は少しずつ人とのつながりを取り戻す段階に入ったように見えます。黒川から両親の無事を聞いたことで心が落ち着き、これからはミシェルや学校の仲間たち、そして白井美紅との再会へと物語が進んでいく予感がしました。

一通りの再会を経たあと、再びラノックから新たな動きや指令がもたらされるのかもしれません。

まとめ:ゴッドオブブラックフィールド:第282話

  • 恭弥が帰国し、フランス情報局の通信を通じてラノック大使と連絡を取る
  • ラノックは恭弥の無事を喜びつつ、アフリカ国家の来日を示唆する
  • 恭弥は大使の誘いを断り、日本で待つ仲間たちのもとへ向かう
  • 煉谷・黒川・京極らが出迎え、戦場帰りの恭弥を温かく迎える
  • 煉谷の勢いに圧倒されつつも、安西の配慮で場が和む
  • 食事の後、恭弥とダエルが語らい、束の間の平穏を味わう
  • 黒川が両親の無事を伝え、恭弥が安堵の表情を見せる
  • 今後、ミシェルや学校の仲間たちとの再会、そしてラノックの次なる動きが予感される
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