ピッコマ『ゴッドオブブラックフィールド』74話、75話の見どころ・ネタバレ
1.俺のそばが一番安全で幸せ
DIファミリーに所属する女優のうち椎名愛子だけが残ることを表明する。そのことを聞いた恭弥はみんなの契約書を持ってこさせる。手始めに恭弥はDIファミリーを出ていくと豪語する如月薫と若槻麗香の契約書を破り捨てる。
その後、恭弥は他の社員の契約書も破り捨てて「誰でも希望するなら正社員にし、年収は同年代の2倍」にすると宣言する(女優の愛子は3倍)。そして、環境の悪さを恭弥は指摘して隣のビルを丸ごと買うと言い出す。
そして、恭弥はクレディ・ベンチャーズというメディア業界では世界的に有名な投資会社に投資申請しろとミシェルに命じるのであった(すでにラノックと話がついておりいくらでも金を引き出せる)。
経営については無知である恭弥だが、傭兵時代の経験を生かして「俺のそばが一番安全で、一番幸せ」だと周りにわからせようとする。それによって部下たちからの信頼を勝ち取ってきたという自信があるのだろう。
金に関してもクレディ・ベンチャーズの投資によって大金を手に入れられるので、心配がいらないのが強い。
2.シャフランとの駆け引き
シャフランから電話がかかってきてラノックの動線について聞いてくる。恭弥はラノックの動線について情報を得たが、先に金を払えと言って主導権を取ろうとする。
©Kakao piccoma Corp.:恭弥に会話の主導権を握られて苛立ちを募らせるシャフラン
なんとか、シャフランに月曜日までに金を遅らせる約束をさせた恭弥は金が振り込まれ次第、ラノックの情報を提供すると言う。
その後、恭弥はダエルから呼び出されて、近々、恭弥のマンションの隣に引っ越してくると連絡するのであった。
恭弥とシャフランの駆け引きが行われる。どちらもお互いのことを信頼していないようで、なるべく相手の情報やお金を引き出してから取引したいという思惑が強い。恭弥自身もラノックの情報を渡して、相手を一網打尽にしようとしているのだから、シャフラン側も似たような考えをしててもおかしくないだろう。
ダエルが近くに引っ越してくるようで、これでお互い連絡や行動がしやすくなる。特に電話ではできない会話も多そうだから近くにいた方が何かと便利だろう。
『ゴッドオブブラックフィールド』74話、75話の感想・考察
経営については何もわからない恭弥だったが、傭兵時代に培った部下の率い方やカリスマ性で一気にDIファミリーの社員たちの心を掴む。まず、自分の実力を見せるというのは新兵教育と同じ路線の考え方に通づる。
シャフランとの駆け引きも徐々に前進し始め、決戦のときが近づこうとしている。あとは、シャフランからの入金を待って、ラノックの場所と時間を教えれば、戦いの時を待つのみとなる。
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