『ハコヅメ』5話のあらすじ
怠惰な勤務態度が目立つ川合に対し、藤は深夜の学校のパトロールを命じる。 そこには、学校荒らし犯を捕まえるために、張り込みをする源と山田が居て……!? 後日、痴漢の取り調べをすることになった山田は、被疑者の不遜な態度に不快感を覚える。 しかし、実力不足から被疑者の供述を引き出せない山田は、藤と源の力を借りることを願い出る。
©泰 三子・講談社/ハコヅメ製作委員会:ハコヅメ
『ハコヅメ』5話の見どころ・ネタバレ
1.最近、たるんでいる川合
泊まり明けのパトカーの洗車や、深夜のパトロール中の川合の姿を見て、藤部長が「最近の川合はたるんでいる」として、深夜の学校パトロールをひとりでやるように命じる。
警察の勤務体系はわからないが、色々な時間に適応して動かないといけないというのは大変そうである。
川合の学校のパトロールと、刑事課の学校張り込みがかち合って、学校荒らしの犯人に警察が居ることがバレそうになってしまう。犯人にバレないように川合のパトロールを止めに行く、山田だったが、怖がりの川合は山田をおばけと勘違いして全力疾走で逃げてしまう。
©泰 三子・講談社/ハコヅメ製作委員会:山田をおばけと勘違いして全力疾走で逃げる川合
ここらへん、刑事課と交番の警察官で情報の共有はそんなされていない感じなのだろうか?
結果的に、犯人に警察が居ることがバレて逃げられてしまうのだが、藤部長が先回りして、犯人の自転車を抑えており、学校荒らしの犯人を捕まえることに成功する。
藤部長の感の良さが冴え渡った形である。(警察が見たら、警察の張り込みの車ってわかるもんなのだろうか?)
2.痴漢事件の聴取
山田は痴漢事件に聴取漏れがあるとして、いつもの仕事のトーンで、高校生の痴漢被害者に無粋な質問をぶつけてしまう。それが藤部長の怒りを買って、取調室から追い出されてしまう。
被害者から、情報を聞き出すのは警察の仕事になるが、被害者の心を傷つけずに情報をうまく聞き出すというのは、かなりのテクニックを必要としそうだ。
怒られた山田は次は痴漢の加害者側の取り調べを行なう。だが、痴漢加害者側は横暴な態度で、反省の色が全く見えない。手をこまねく山田だったが、頼りになる先輩たち(藤と源)の力を借りて、加害者から情報を引き出そうとする。
藤部長のえげつない犯人なぶりによって、加害者が心変わりして、藤部長より数段マシな山田にちゃんと犯行について話し、反省をすることとなる。
前半の学校荒らしの件もそうだったが、今回は2話とも藤部長のお手柄という感じがする。
『ハコヅメ』5話の感想・考察
山田の回想で、7年前のシーンが描かれていたが、その時点で警察官だったと考えると、藤、源、山田の今の年齢は20代後半かジャスト30歳とかだろうか?川合は新人だから22,23歳ぐらいと予想できる。
今回は2話とも、藤部長の良さが出て、事件解決に導いた感じがする。藤部長は交番勤務だけど、刑事課にも顔を出しているので、結果的に活躍できるフィールドが増えている。