『半妖の夜叉姫』最終回48話の見どころ・ネタバレ
1.もろはの借金返済
もろはに借金があることを知ったかごめは、犬夜叉にもろはの借金を返済するために手伝わせるように言いつける。
もろはと犬夜叉が協力して、妖怪退治をする。そこで得た戦利品を屍屋に見せると、ちょうど借金返済が終わり、もろはは借金生活から解放されるのであった。
犬夜叉とかごめはもろはにわかりやすく接してくれることもあり、もろはの抱えていた問題はすぐに解消される(かごめが常識人ということもあるだろう)。
この3人にいたっては、普通に家族として生活している様子が想像できる。
2.殺生丸の考えを知ろうとする子どもたち
殺生丸が手に入れた布をりんが仕立てて、とわとせつなに贈る。あまりに高級な布に、とわとせつなは腰が引け、殺生丸の考えがよくわからなくなる。
©高橋留美子/小学館・読売テレビ・サンライズ 2020:りんの仕立てた着物を貰うせつなととわ
せつなの考えとしては「剛臆の試し」という感覚が殺生丸にはあり、強い子に育てる、もしくは強い子なら生き残るという思想で娘たちを放任していたのではと思っている。
もろはも考えは似ているがもっと単純で、娘たちを強くするために試練を与えただけなのでは?と考えているようだ。
殺生丸は犬夜叉とは違い、純粋な妖怪なので、人間とは子どもを育てる感覚が違うのだと思われる。むしろ、麒麟丸のように子どもに愛着を持つ方が珍しいのかもしれない(だからこそ、最後の戦いで人間のようだと表現していた)。
3.理玖の復活と、修業の旅
屍屋に新しい依頼をしに来た謎の人物がくる。その依頼人はとわたちを指名するのだが、犬妖怪のとわたちはすぐにその匂いから相手が理玖であることに気づく。
どうやら、理玖はりおんと麒麟丸の魂魄で復活したとのこと(理屈は本当に謎)。理玖としても感動の別れのあとということもあり、顔を出すのが恥ずかしかったらしい。
理玖の依頼自体は本物で、伊予の国の海で妖怪が暴れている。それを退治するためにとわ、せつな、もろはが遠方へ向けて出発する。しかも、3人はより実力を付けるためにそのまま修業の旅に出るようだ。
やっと平和な生活を取り戻したとわたちだが、家族と一家団欒という生活をする暇もなく次の仕事へと向かう。せつなともろははまだ実力が不十分という思いもあるのか、より実力を付けようとしている。
『半妖の夜叉姫』最終回48話の感想・考察
とわとせつなに関しては、現代に帰る選択肢もあると思っていたが、かごめと同じく戦国時代に住み着くようだ。
麒麟丸や妖霊星という驚異は去って、平和な世界が訪れたのだが、とわたちは腰を落ち着かせて生活する気はなさそうだ。
戦いはまだまだ続きます、という引きでこの作品は幕を閉じる。