『ヒーラー・ガール』2話の見どころ・ネタバレ
1.近づく仮免試験日
ヒーラーになるためには国家資格に合格する必要があり、その前段階の仮免試験の日が藤井かなたちに近づいていた。
学校では意気揚々と、仮免試験合格後の話を語っていた藤井かなだが、試験が不安らしく、苦手な歌の転調について、玲美や響にアドバイスを求める。玲美や響は転調に苦手意識がなく、良いアドバイスができないので、師匠の烏丸理彩に聞いたらどうかと言われる。
理彩からの感覚的なアドバイスに理解が追いつかない藤井かなだったが、「上手い人の歌をたくさん聞きなさい」という言葉と歌唱の本を渡されたことで、努力の方向性はわかり、頑張り始めるのであった。
ヒーラーになるには国家資格が必要らしいが、逆に言えばそれだけ世の中から認められている職業ということだろう(現実世界で言う整骨院的な感じだろうか)。仮免試験を合格するとどれだけのことができるようになるのかはわからないが、藤井かなの口ぶりからすると治療行為などは出来るようになると予想できる。
ヒーラーという職業は医療行為なので、軽々しい失敗は許されない。なので、転調が「苦手なまま」というのはヒーラー試験を合格するうえで、克服しないといけないことなのだろう。
2.ソニアとしのぶとの出会い
藤井かな、玲美、響はそれぞれ別の学校に通っているらしいが、藤井かなの高校には海外の飛び級制度でC級ヒーラーの資格を獲得した矢薙ソニアとその幼なじみ・穂ノ坂しのぶがいた。
©Healer Girl Project:すでにC級ヒーラーの資格を持っている矢薙ソニア
ソニアは自分が実質S級ヒーラーの天才だと思っており、烏丸理彩をライバル視している。なので、理彩の弟子である藤井かなに話しかけて、その実力を見極めようとしていた(あと、宣戦布告)。
ソニアの幼なじみのしのぶは、ヒーラーになるつもりはなく、ヒーラーをサポートする作曲や演奏をしたいと思っているようだ。
1話では修行先の病院でのキャラクターや生活模様について描かれたが、今回は藤井かなの高校での振る舞いやそこにいる同級生たちのキャラ紹介がされた。
ソニアは自称するだけあって才能はあるらしく、藤井かなたちよりも早くヒーラーになっている。烏丸理彩のことを尊敬する弟子たちばかりだったが、ソニアの存在によって敵対視するキャラも出てきて、キャラクターの幅が増えた形となった。
しのぶのおかげで、ヒーラーはそれ単体で治療するのではなく、サポートする存在もいるのだとわかった。烏丸音声治療院にはそういう担当はいなかったが、楽譜整理などの雑務は弟子の藤井かなたちがやっていたので、理彩のサポートは弟子たちが行っているという感じなのだろう。
3.烏丸理彩の実力
藤井かな、ソニア、しのぶの帰宅途中、陣痛で苦しむ妊婦を見つける。すぐに救急車を呼ぶのだが、火事で現場到着が遅れるらしい。ソニアは妊婦の痛みを和らげるために、藤井かなのサポートを得てヒーリングをする。
最初は上手くいったソニアのヒーリングだったが、徐々に効果が出なくなっていく。焦るふたりの前に烏丸理彩が現れて、代わりに治療をし始める。
理彩の圧倒的な歌の技術で、妊婦の痛みは取り除かれ、ひとりで歩くことが出来るようにまで回復するのであった。
ソニアは理彩をライバル視していただけに悔しがる。しかし、理彩が失敗した理由は「経験不足」とド直球な意見を言う。理彩は師匠として付きっきりで弟子や後輩にアドバイスするのではなく、自分の背中を見せたり、本人の頑張りを尊重するタイプの師匠のようだ(冷静に「励みなさい」と言葉をかけるあたり放任主義なのかも)。
ソニアも一応、理彩に宣戦布告するのだが、理彩は相手にしている様子はなく、頑張ってねぐらいにしか思っていない感じであった。
『ヒーラー・ガール』2話の感想・考察
新キャラクターのソニアとしのぶが登場した回となった。1話目では、修行先の烏丸音声治療院のキャラ紹介だったが、今回は藤井かなが通う学校のキャラ紹介となる。
ヒーラーを志すキャラとしては一番才能があり、すでにC級ヒーラーとしての資格を持っている。攻撃的な口調はしているが、しのぶへの対応を見るに面倒見は良さそうなので、今後、藤井かなの相談役になってくれそうだ。
この作品は動画配信サービス「U-NEXT」を使って視聴し、感想を書いています。