『ヒロインたるもの!』1話の見どころ・ネタバレ
1.陸上のために上京してきた主人公
主人公の涼海ひよりは高校でも陸上を続けるために田舎から上京する。東京の桜丘高校に入学したひよりは、地元とは違う環境に面食らいながらも、なんとか新生活をスタートさせる。
©ヒロインたるもの製作委員会:東京での新生活をスタートさせる涼海ひより
ひよりは陸上のハードル走がメインの種目らしく、環境の整った桜丘高校陸上部で実力をつけて、インターハイに出場したいと思っている。
クラスの中でも服部樹里、中村千鶴などと仲良くなり、順調に高校生活を楽しんでいるのであった。
この作品は「男性アイドルユニットのマネージャー役」をするというものだが、この手のジャンルは「男性9割、女性1割」という逆ハーレム状態になりやすい。だが、このアニメは「男性6割、女性4割」ぐらいなので、男性でも見やすい構成になっていると思われる。
2.仲の悪いアイドルグループ
涼海ひよりと同じクラスメイトの染谷勇次郎と柴崎愛蔵は「LIP×LIP」と呼ばれるアイドルユニットを組んでおり、特に女子高生の間で絶大な人気を誇る。
しかし、ふたりは仲がかなり悪いらしく、そのシーンをひよりは何度か目撃してしまう。しかも、女性に対しては基本的に愛想を振りまくふたりであるが、仲の悪いところを見てしまったひよりに対しては、かなり口悪く接するようになるのであった。
アイドル活動をしているときは、このふたりはアイドルとしてちゃんと行動し、その結果、トップアイドルの実績を出しているわけだが、本来はかなり仲が悪い。現状、アイドルとして活躍するためだけに、お互いを利用しあっている感じなのだろう。
3.生活費のためにアルバイトを探す
ひよりの父親がぎっくり腰になり漁師としての仕事ができなくなる。ひよりの家は大家族ということもあり、ひよりはお金の心配をする。そこでひよりは生活費は自分で稼ぐために、アルバイトをする決断をするのであった。
東京には仕事がたくさんあると踏んでいたひよりだが、部活をしている関係上、仕事時間が限られてしまい、そこでことごとくバイトの面接を落とされてしまう。そんななか、偶然見つけた割の良いバイトに応募したひよりは、そこで自分の熱意と桜丘高校1年4組であることを伝えたところ、採用されることになる。
バイト内容をよく確認していなかったひよりは、そこでバイトの内容が「LIP×LIPのマネージャー見習い」であることを知らされるのであった。
ここで、本来全く関係性のないキャラクターたちが関係を持つという展開になる(むしろ、ひよりはLIP×LIPのふたりに敵対視されている)。
LIP×LIPはアイドルとしてより活躍するため、ひよりは生活費を稼ぐために、お互い拒否できない状態が作り上げられたと思われる。ひよりの役割はこのふたりの間に立って、円滑にアイドル活動を進めていくこととなりそうだ。
『ヒロインたるもの!』1話の感想・考察
作品の作りとしては女性向けなのかもしれないが、ちゃんと誰が見ても楽しめるように男女比が五分近くになっており、話のテンポの良さや絵の綺麗さがあるので実に見やすい作品となっている。
主人公1強の逆ハレーム状態にもならなさそうなので、色んなキャタクター同士の話が垣間見れそうである。
主人公だけの視点を見ても、「アイドルマネージャーとしての成功」と「陸上選手としての成功」というふたつの目標があるので、話が多岐に渡りそうだ。
この作品は動画配信サービス「U-NEXT」を使って視聴し、感想を書いています。