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アニメ『君は放課後インソムニア』1話ネタバレ:不眠症の主人公とヒロイン

アニメ『君は放課後インソムニア』1話ネタバレ:不眠症の主人公とヒロイン
目次

アニメ『君は放課後インソムニア』1話の見どころ・ネタバレ

※引用画像は『©オジロマコト・小学館/アニメ「君ソム」製作委員会』です。

1.不眠症の主人公

このアニメの原作は漫画、作者は『オジロマコト』さん、『ビッグコミックスピリッツ』で連載中です。ジャンルとしては『青春モノ』で、自分は原作未読である。

主人公の『中見丸太(なかみ がんた)』は九曜(くよう)高校の学生で、不眠症で夜に眠れないという悩みを抱えていた。学校では文化祭の準備が進められており、中見は幽霊の噂をされる天文台にダンボールを取りに行くようお願いされる。

ダンボールを見つけた中見だが、まだ足りないと思い、半開きになった天文台の扉を開けて中に入っていく。幽霊の噂をされていることもあり、ひとけがないその空間は居心地が良く中見は横になって寝ようとする。しかし、隣から寝息がしたので横に倒れているロッカーを覗き込むと、そこには女子が寝ていたのであった。

アニメ『君は放課後インソムニア』1話:伊咲、中見
・誰もいないと思われた天文台で眠る女子を見つける中見

中見は不眠症ということもあり、昼間はストレスで外面が悪くクラスメイトからはかなり嫌われた存在になっているようだ。そこで昼に静かに眠れる楽園を見つけるという所からスタートするのだが、そこには同じ状況と女子が居た、というボーイ・ミーツ・ガールな作品なわけだ。

クラスメイトから嫌われている中見だが、理解者の受川も居るし、同じ境遇の曲伊咲も居るので別に孤立しているわけではない。しかし、こういう主要キャラが少数の作品は自分の好みとする所なので、今後どうなっていくか楽しみだ。

2.不眠症のヒロイン

天文台の中で寝ていた女子が目を覚まし、お互いに驚く。寝ていた女子は中見と同じクラスの『曲伊咲(まがり いさき)』ですぐに天文台をあとにしようとするが、中から開けられない扉が閉まっており2人とも閉じ込められてしまう。

伊咲は携帯電話を持っており、中見それで外部と連絡しようとするが伊咲はそれを拒絶する。理由は『不眠症で夜寝られず、昼に天文台で寝ていたから』ということを他人に知られたくなかったからである。

そこで中見は『自分も不眠症であること、そして理解ある友人・受川にだけはそのことを明かしている』ことを伊咲に伝えた上で、携帯電話で受川に助けを求める。受川が外から扉を開けてくれたおかげで、2人は天文台から脱出する。その後、中見を信頼した伊咲は中見に天文台の鍵の暗号を教えるのであった。

アニメ『君は放課後インソムニア』1話:中見、伊咲
・受川が天文台の扉を開けてくれるまで待つ中見と伊咲

主人公もヒロインも不眠症というとてつもなく珍しい組み合わせの作品となっている。境遇が同じがゆえにお互いに惹かれ合うという意味では鉄板の設定だ。2人とも不眠症に困っているが、それを親には伝えれていないという点も共通している。

親にも不眠症のことを隠していた2人だが、天文台に閉じ込められたことをきっかけにお互いに打ち明かすことになる。昼間は眠気で本来の自分を出せない2人であるが、境遇が同じということで気兼ねなく話すことができて、この2人の間だけは本来の自分を取り戻せているのかもしれない。

3.夜のお楽しみ会

中見伊咲は相変わらず不眠症の症状が続き、昼間は眠気に襲われる生活をしていた。そんな2人が天文台で眠れない夜に何をしているかを話す。中見は夜の眠れないプレッシャーとイライラでつまらないことを伝えると、伊咲は夜を楽しくするために『夜のお楽しみ会』を発足すると宣言する。

2人は親に隠れて夜に外出し、街へと繰り出す。中見のアドバイスもあって、2人は警察がいなさそうな商店街を歩きながら、街を探検していく。伊咲は子供の頃に体が弱かったことを中見に話す。水泳や体操をすることで克服していったらしいが、今でも過保護にされていることから、親を心配させまいと不眠症のことは伝えられないでいる。

2人は朝日が登るまで夜の街を散策する。退屈な夜が楽しくなればとして2人は意気投合する。いつでも連絡が取り合えるように2人はIDを交換する。ふと、中見は自分たちの関係はどんな関係と言うのだろう?と疑問に思うのであった。

アニメ『君は放課後インソムニア』1話:伊咲、中見
・朝日が登るまで夜の街を散策した伊咲と中見

親にも医者にも相談できない2人は不眠症を克服するというよりかは、眠れない夜を楽しもうというアプローチを始める。高校生かつ少人数で、何とか不眠症に対抗しようという子供たちながらの発想や工夫が見られるシーンだ。

一応、保健室の先生が中見の不眠症の症状には気づいており寄り添ってくれそうな雰囲気は出している。完全に子供たちだけで行動するというのは危険も伴うので、大人の先生が一人ぐらいはお目付け役として参加しそうだ。

アニメ『君は放課後インソムニア』1話の感想・考察。

2人で不眠症を克服するという作品ではなく、あくまでそれは2人の出会いの取っ掛かりであり、メインとなるのはボーイ・ミーツ・ガールかつ青春モノと言ったところか。不眠症はもちろんのこと、それ以外の若者が悩みやすい問題に今後、ぶち当たっていきそうな作品だ。

天文台がある学校ながら、天文部は廃部になっているので、それを2人で復活させる展開は予想がつく。この手の学園モノは『活動内容不明の部活』を作るというのは鉄板行動である。

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次回記事:2話:天文部発足

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