『その着せ替え人形は恋をする』8話のあらすじ
ジュジュのカメラマンをしている、紗寿叶の妹・乾心寿と初対面した新菜と海夢。紗寿叶と正反対の外見に驚くも、カメラ談議で盛り上がり、すぐに打ち解ける。さらに紗寿叶の提案で、“合わせ”本番に備え、四人で廃病院スタジオのロケハンに向かうことになるのだが……。
©福田晋一/SQUARE ENIX·「着せ恋」製作委員会:その着せ替え人形は恋をする
『その着せ替え人形は恋をする』8話の見どころ・ネタバレ
1.姉が大好きな心寿
乾紗寿叶のコスプレを積極的に写真に撮って、SNSにアップロードしているのは、妹の心寿であった。
心寿は姉のことを大好きなようで、こんな可愛い姉のことをみんなに見て欲しいというモチベーションで、写真を撮り、それを拡散しているようだ。
©福田晋一/SQUARE ENIX·「着せ恋」製作委員会:カメラについて説明する乾心寿
その欲望を満たすために、心寿の撮影機材はどんどん増えていっている。
海夢や新菜も、同じ機材を使いたいのだが、なにぶん高校生なので、一眼レフや三脚、ストロボなど全部揃えるのは難しい(心寿は父親のカメラを借りている)。
高校生を主人公にすると「お金がない問題」に直面することが多い。それが面倒くさい作品は「お金持ちキャラ」をひとり入れて問題解決したりするが、この作品はそういうキャラはいなさそうだ(あえていえば、海夢がモデルとして働いている)。
2.紗寿叶がコスプレする理由
次のコスプレ撮影予定の廃病院スタジオに、ロケハンに行く乾姉妹と海夢、新菜たち。
廃病院だけあって、薄暗く怖い。紗寿叶はこういうのが苦手らしく、気を張って無理やり廃病院の中に入るのだが、結局、怖くなって一歩も動けなくなってしまう。
なぜ、そんな嫌な思いまでしてコスプレに賭けるのか?という新菜の問いに、紗寿叶は子供の頃の夢が「魔法少女になること」で、その夢を叶えてくれるのがコスプレであり、だからこそ全力で頑張るのだという。
紗寿叶としては不可能と思われた「魔法少女になる」という夢を唯一叶えてくれる方法が、コスプレだったのだろう。だからこそ、それに対して全力である。
コスプレ合わせをしない、こだわらないというのも、あくまで夢が「魔法少女になること」であるからだろう。周りと一緒にコスプレをして交流を図るためにやっているわけではない。
3.一緒に海に行く
期末テストが終わった新菜は、海夢の誘いもあって、そのままふたりで海に行くことになる。
新菜としては、何かコスプレ撮影関連で海に来たと思ったのだが、ただたんに海夢がテストも終わったし、夏だし、海に行きたくなっただけであった。
海夢は夏休み中も、新菜と会う約束ができたのでテンションが爆上がりするのであった。
海辺のシーンは、全体的に少し作風が違うような絵になっていた。青春+夏ということで、アニメ風な演出よりも、実写カメラで撮ったかのような雰囲気であった。
今回、また新菜の「綺麗」というセリフが聞けた。おじいちゃんのいう、色んなものを見ることで「色んな綺麗」を新菜は体験していくのかもしれない。
『その着せ替え人形は恋をする』8話の感想・考察
新菜が紗寿叶に対して一歩踏み込み、関係を深める回であった。
紗寿叶が、なぜコスプレに対してこだわりがあるのかや、どうして新菜にコスプレ衣装を作って欲しいかを知れるよい機会となる。
人から選ばれる嬉しさを知った新菜は涙を流すのだが、その場の勢いで紗寿叶の手を握ったことで、男性への耐性がない紗寿叶は卒倒してしまうのであった。
今までは海夢と新菜の一対一だったのが、乾姉妹が追加されることで、一気にハーレム状態に移行するのであった。
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