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KURE 5-56とシリコンスプレーの違いとは?使い分け・使ってはいけない場所を解説

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5-56とシリコンスプレーの違いを表したアイキャッチ画像

KURE 5-56とシリコンスプレーは、どちらも潤滑に使えるため、「同じように使えるのでは?」と迷いやすい製品です。

結論からいうと、基本的な使い分けは次のとおりです。

  • 金属の防錆や固着した部分への使用 → 5-56
  • ゴム・プラスチックなどの滑り改善 → シリコンスプレー
  • 鍵穴・自転車・機械部品など → 素材だけで決めず、メーカー指定も確認する

つまり、通常のKURE 5-56は金属部分の防錆や固着した部分への使用に向き、KUREのシリコンスプレーはゴムやプラスチックを含む幅広い素材の滑り改善に向いています。

ただし、両者は用途が一部重なっていても完全な代用品ではありません。

また、5-56シリーズには「5-56 無香性」など仕様の異なる製品があるため、この記事では通常タイプの「KURE 5-56」とKUREの「シリコンスプレー」を基本の比較対象とします。

この記事では、5-56とシリコンスプレーの成分・用途・使える素材の違いに加えて、代用できるのか、鍵穴や自転車には使えるのか、使ってはいけない場所まで解説します。

目次

KURE 5-56とシリコンスプレーの違いを比較

5-56とシリコンスプレーは用途・使える素材が違う

KURE 5-56とシリコンスプレーの大きな違いは、主な用途と使用できる素材です。

5-56は金属部分の防錆や潤滑、固着した部分への浸透などに向いています。

これに対してシリコンスプレーは、表面にシリコーン被膜を作って滑りをよくする用途に向き、ゴムやプラスチックなど金属以外の素材にも使用できます。

基本的には「金属のサビ防止や固着部分への使用なら5-56」「幅広い素材の滑り改善ならシリコンスプレー」という違いがあります。

ただし、素材だけで決めるのではなく、何をしたいのかと、その場所に使用できるかの両方を確認することが重要です。

出典:
KURE「5-56 320ml」
KURE「シリコンスプレー」

成分・主な用途・使える素材を比較

基本的な違いを整理すると、次のようになります。

比較KURE 5-56シリコンスプレー
主な成分鉱物油・防錆剤・石油系溶剤シリコーンオイル
主な用途防錆・潤滑・清浄・防湿滑走・潤滑・離型・ツヤ出し・防水
対象素材金属金属・ゴム・プラスチック・木・紙など
防錆目的使える防錆剤としては使わない
特徴すき間へ浸透しやすい表面にシリコーン被膜を作る

通常の5-56には石油系溶剤が含まれており、KUREはゴム・プラスチック・樹脂について、劣化や変色のおそれがあるため使用しないよう案内しています。塗装面にも使用できません。

一方、KUREのシリコンスプレーは無溶剤で、ゴムやプラスチックを含む幅広い素材に使用できます。

ただし、シリコーンゴムや、滑ると危険な箇所には使用できません。

また、シリコンスプレーには防水効果がありますが、防錆剤ではありません。

金属のサビを防ぐことが目的なら、5-56など防錆用途に対応した製品を選ぶ必要があります。

出典:
KURE「5-56 320ml」
KURE「シリコンスプレー」
KURE「5-56シリーズ|よくあるご質問」
KURE「メカニカルメンテナンスシリーズ|よくあるご質問」

5-56シリーズやシリコン系製品は仕様が異なる

「5-56」という名前が付く製品やシリコン系のスプレーが、すべて同じ仕様というわけではありません。

たとえば「5-56 無香性」は、通常の5-56とは異なり、KUREがゴムやプラスチックにも使用できる製品として案内しています。

そのため、「5-56シリーズはすべてプラスチックに使えない」と一括して考えることはできません。

また、KUREには通常のシリコンスプレーとは別のシリコン系製品もあります。

この記事では、通常のKURE 5-56とKURE シリコンスプレーを中心に比較します。

出典:
KURE「5-56 無香性 320ml」
KURE「スーパーシリコンスプレー」

5-56とシリコンスプレーはどちらを使う?

5-56とシリコンスプレーのどちらを選ぶかは、使う素材だけでなく「何をしたいのか」で判断することが大切です。

大まかな目安は次のとおりです。

目的・場所選び方の目安
金属の防錆5-56
固着したネジなどへの浸透5-56
金属部分の潤滑5-56または用途に合う潤滑剤
プラスチック・ゴムの滑り改善シリコンスプレー
木や紙の滑り改善・離型シリコンスプレー

実際には製品や部品ごとに使用条件が指定されている場合があります。

迷ったときは、目的、素材、使用する製品や機器のメーカー指定の順に確認すると判断しやすくなります。

出典:
KURE「5-56 320ml」
KURE「シリコンスプレー」

金属の防錆・サビ・固着した部分には5-56

金属部分のサビ防止や潤滑、固着したネジなどへの使用では、5-56が向いています。

通常の5-56は、金属部分の防錆・潤滑・清浄・防湿を主な用途とする製品です。

すき間へ浸透しやすいため、サビや汚れによって動きにくくなった金属部品にも使われます。

一方、シリコンスプレーも金属には使用できますが、防錆剤として使う製品ではありません。

そのため、「金属製のネジが固くて動かない」「金属部分をサビから守りたい」といった場合は、5-56を選ぶのが基本です。

ただし、金属であっても塗装されている場所など、5-56を使用できない場合があります。

金属という理由だけで吹き付けず、使用する場所まで確認してください。

出典:
KURE「5-56 320ml」
KURE「5-56シリーズ|よくあるご質問」
KURE「メカニカルメンテナンスシリーズ|よくあるご質問」

プラスチックやゴムの滑り改善にはシリコンスプレー

プラスチックやゴムなどの滑りをよくしたい場合は、KUREのシリコンスプレーが候補になります。

KUREのシリコンスプレーは無溶剤で、金属のほか、ゴム・プラスチック・木・紙などにも使用できます。

表面にシリコーン被膜を作り、滑りをよくする用途に向いています。

たとえば、プラスチック製の引き出しやレールなど、素材同士がこすれて動きにくくなっている場所では、シリコンスプレーの特徴を生かしやすいでしょう。

これに対して、この記事で比較している通常の5-56は、ゴム・プラスチック・樹脂には使用しないようKUREが案内しています。

ただし、シリコンスプレーならすべてのゴムやプラスチックに使えるわけではありません。

KUREはシリコーンゴムへの使用を不可としているほか、滑ると危険な箇所にも使用しないよう案内しています。

出典:
KURE「シリコンスプレー」
KURE「メカニカルメンテナンスシリーズ|よくあるご質問」
KURE「5-56シリーズ|よくあるご質問」

迷ったら素材より先に「何をしたいか」を確認する

5-56とシリコンスプレーを選ぶときは、「金属なら5-56」「プラスチックならシリコンスプレー」と素材だけで決めず、まず使用目的を確認すると分かりやすくなります。

たとえば金属部分でも、サビ防止や固着した部分への浸透が目的なら5-56が向いています。

一方、表面の滑りをよくすることが目的なら、シリコンスプレーが候補になる場合があります。

判断するときは、次の順番で確認すると整理しやすくなります。

  1. 何を改善したいのか
  2. その素材に使用できるか
  3. その部品や機器で使用が認められているか

特に鍵や自転車、機械部品などは、素材だけでは適否を判断できません。

5-56とシリコンスプレーを目的・素材・メーカー指定から選ぶ判断フロー

5-56とシリコンスプレーは代用できる?

5-56とシリコンスプレーは、どちらも潤滑に使える場面がありますが、完全な代用品ではありません。

用途が重なっても完全な代用品ではない

両者には潤滑という共通点がありますが、得意な目的と使用できる素材が異なります。

たとえば、金属部品のサビを防ぐ目的でシリコンスプレーを5-56の代わりに使うのは適切ではありません。

KUREはシリコンスプレーについて、防水効果はあるものの防錆剤としては使用できないと案内しています。

反対に、プラスチックやゴムの滑りを改善したい場所で、通常の5-56をシリコンスプレーの代わりに使うことも避ける必要があります。

そのため、代用できるかどうかは「どちらも潤滑剤だから」ではなく、目的と素材から判断してください。

出典:
KURE「5-56シリーズ|よくあるご質問」
KURE「メカニカルメンテナンスシリーズ|よくあるご質問」

専用品が指定されている場所では代用しない

鍵や自転車、機械部品などでは、メーカーが専用の潤滑剤を指定していたり、特定の油やスプレーを使用しないよう案内していたりする場合があります。

このような場所では、手元にあるスプレーで代用せず、対象となる製品や部品のメーカー指定を優先してください。

特に鍵穴は、鍵の構造によって使用できる潤滑剤が異なります。

また、自転車もチェーンとブレーキでは求められる性質が異なるため、「自転車に使えるスプレーだからどこにでも使える」と判断することはできません。

鍵穴・自転車には5-56とシリコンスプレーのどちらを使う?

鍵穴や自転車は、5-56とシリコンスプレーのどちらを使うかを素材だけでは判断できない代表的な例です。

同じ金属部品でも、構造や求められる性能によって適した潤滑剤が異なるため、対象製品のメーカー指定まで確認する必要があります。

鍵穴は鍵メーカーの指定を最優先する

鍵穴には、5-56とシリコンスプレーのどちらでも自由に使えるわけではありません。

KUREはシリコンスプレーについて、鍵穴には使用できないと案内しています。

一方、5-56は鍵の種類によって扱いが異なります。

KUREでは、使用できる鍵がある一方、ディンプルキーなど複雑な構造の鍵では、油分にホコリや汚れが付着して動作不良につながる可能性があるため使用を控えるよう案内しています。

また、鍵メーカー側が使用できる潤滑剤を指定している場合もあります。

たとえば美和ロックでは、自社の鍵穴にCRCなどの油系潤滑剤やシリコンスプレーを入れないよう案内しています。

そのため、鍵穴では「5-56かシリコンスプレーか」という二択で判断せず、まず鍵メーカーの取扱説明書や公式情報を確認してください。

指定する鍵穴用潤滑剤がある場合は、その製品を使用するのが適切です。

出典:
KURE「5-56の疑問や噂に答えます!」
KURE「メカニカルメンテナンスシリーズ|よくあるご質問」
美和ロック「製品のご注意・お手入れ方法」

自転車チェーンに5-56は使える

KUREは、5-56を自転車チェーンに使用できると案内しています。

そのため、「自転車チェーンには5-56を使ってはいけない」と一律に考える必要はありません。

一方、KUREの自転車メンテナンス情報では、5-56でチェーンのサビを処理したあと、専用のチェーンルブを注油する方法も紹介されています。

つまり、5-56をチェーンに使用できることと、チェーン専用潤滑剤が不要であることは同じ意味ではありません。

チェーンについては、5-56の使用条件や自転車・部品メーカーの指定も確認して判断してください。

出典:
KURE「5-56の疑問や噂に答えます!」
KURE「自転車チェーンのサビはどうやって取る?」

自転車のブレーキ周辺には付着させない

自転車で特に注意したいのが、ブレーキ周辺です。

ディスクブレーキのローターやブレーキパッドなどの制動面に油分が付着すると、ブレーキの効きが大きく低下するおそれがあります。

チェーンや周辺部品へ5-56などを使用するときは、スプレーがブレーキの制動面へ飛散しないよう注意してください。

シリコンスプレーについても、KUREは滑ると危険な箇所には使用しないよう案内しています。

「自転車に使える製品か」だけではなく、「自転車のどの部品に使うのか」まで確認することが重要です。

出典:
KURE「ロードバイクのサビ取り方法とは?」
KURE「メカニカルメンテナンスシリーズ|よくあるご質問」

5-56とシリコンスプレーを使ってはいけない場所

5-56とシリコンスプレーは、使用できない素材や場所も異なります。

「5-56は金属用だから金属ならどこでも使える」「シリコンスプレーは幅広い素材に使えるからどこでも安全」とは考えず、製品ごとの使用条件を確認してください。

通常の5-56を避ける素材・場所

この記事で比較している通常の5-56について、KUREは次のような素材・場所への使用を避けるよう案内しています。

  • ゴム
  • プラスチック・樹脂
  • 塗装面
  • 対象製品のメーカーが使用を禁止している場所

ゴム・プラスチック・樹脂では、劣化や変色のおそれがあります。

塗装面も悪影響を与えるおそれがあるため使用できません。

ただし、「5-56 無香性」のようにゴムやプラスチックにも使用できる別製品があります。

購入した製品の名称と使用可能素材を確認してから使いましょう。

出典:
KURE「5-56シリーズ|よくあるご質問」
KURE「5-56 無香性 320ml」

シリコンスプレーを避ける素材・場所

KUREのシリコンスプレーは幅広い素材に使えますが、代表的には次のような場所へ使用できません。

  • シリコーンゴム
  • 滑ると危険な箇所
  • 鍵穴
  • 対象製品のメーカーが使用を禁止している場所

シリコンスプレーでは、「使用できる素材」と「使用して安全な場所」を分けて考えることが重要です。

素材自体には使用できても、滑りやすくなることで危険が生じる場所には使用できません。

出典:
KURE「シリコンスプレー」
KURE「メカニカルメンテナンスシリーズ|よくあるご質問」

電気製品や機械は一括して判断しない

電気製品や機械については、「5-56は使える」「電気製品には使えない」と一括して判断しないようにしてください。

KUREでは5-56を電気まわりに使用できるケースも案内していますが、使用条件や注意事項があります。

また、機器側の構造やメーカー指定によっても使用可否は変わります。

使用する場合は、5-56やシリコンスプレーの商品説明だけでなく、対象となる機器や部品の取扱説明書・メーカー情報も確認してください。

出典:KURE「5-56シリーズ|よくあるご質問」

まとめ

KURE 5-56とシリコンスプレーは、どちらも潤滑に使える場面がありますが、主な用途や使用できる素材が異なります。

違いを整理すると、次のとおりです。

  • 金属の防錆や固着した部分への浸透には5-56が向いている
  • プラスチックやゴムなどの滑り改善にはシリコンスプレーが向いている
  • シリコンスプレーは金属にも使えるが、防錆剤としては使わない
  • 通常の5-56はゴム・プラスチック・樹脂や塗装面には使用しない
  • 5-56とシリコンスプレーは完全な代用品ではない
  • 鍵穴や自転車などは、素材だけでなくメーカー指定まで確認する

どちらを使うか迷ったときは、まず何を改善したいのかを確認し、次にその素材へ使用できるか、最後に対象となる製品や部品のメーカーが使用を認めているかを確認してください。

「目的→素材→メーカー指定」の順に確認すると、5-56とシリコンスプレーを使い分けやすくなります。

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