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アニメ『時光代理人』4話感想・ネタバレ:四川大地震(512大地震)

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『時光代理人』4話のあらすじ

制止するヒカルを無視して突き進んだ結果、トキは負けなければいけない試合に勝ってしまう。

事の重大さに気づき固まるトキだったが、未来を改変するためのルールをヒカルから聞き、安心して本来の任務に戻る。依頼人である陳瀟チェン・シャオから預かった言葉をキャプテンの陸鴻斌ルー・ホンビン、想いを寄せる劉萌リウ・モン、陳瀟の母親へと伝えていくが、ふと今回の任務が順調に進みすぎていることに違和感を覚える

©bilibili/BeDream:時光代理人 4話

『時光代理人』4話の見どころ・ネタバレ

1.未来が変わる条件

今回、トキの回想で、ヒカルが「未来が変わる条件」が明言される。

時間の流れはブロックごとに別れているらしく、重要な「分岐点の結果」さえ変えなければ、多少の変化は軌道修正されて未来は変わらないらしい。

逆に「分岐点の結果」を変えてしまうと、その先の未来が書き換わってしまう。

今回のチェン・シャオの依頼をヒカルがOKした理由は、過去の発言を変えたとしても「分岐点の結果」は変わらないと判断したからだろう。

2.変わらない未来

試合に勝利してしまい、過去を変えてしまうトキだが、これは「分岐点」ではなかったらしく、未来が変わることはなかった。

未来が変わらなくて安心したトキは、ヒカルの指示に従いながら、依頼通り、過去の人たちにチェン・シャオの気持ちを伝えていく。

依頼の相手はバスケ部のキャプテンであるルー・ホンビン、そして初恋の相手であるリウ・モン、最後は母親であった。

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©bilibili/BeDream:依頼通り、リウ・モンに気持ちを伝えていくトキ

これだけ「過去の言動」を変えたのにも関わらず、「未来は変わらない」というヒカルの発言で、自分は「この人達は全員死ぬんだな」という予想が立てられた。

予想外だったのは、「大災害が起こって依頼者のチェン・シャオ以外が死ぬ」という部分だっただろうか。

用語解説:2008年5月12日「四川大地震」

作中でてきた「2008年5月12日」というキーワードは中国の「四川大地震」をおそらく指しており、中国ではその歴史的大災害なこともあり「512大地震」とも呼ばれる。

死者・行方不明者は9万人以上ともいわれ、しかも学生たちが通う学校の倒壊が多く、若者の死者・行方不明者数が2割を超えるという悲劇が起きた。(実際、今回の3,4話でも「学校が老朽化している」というのが1つのキーワードになっていた)

震源地だった場所は、人口の約8割が死者・行方不明を出すという被害を受けた。

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》『時光代理人』5話感想・ネタバレ:伝えた言葉に意味はあったのか?

『時光代理人』4話の感想・考察

トキがことごとく、未来を変えているのにも関わらず、ヒカルが「未来は変わらない」という返答をし続けている時点で、今回関わっている人間は全員亡くなると予想できたが、まさか大災害と紐付けられているとは思わなかった。

今回のチェン・シャオの依頼は、亡くなってしまってもう言葉を伝えることができない相手に、気持ちを伝えたいという依頼だったということがわかる。

しかも、今回、トキの両親もこの『四川大地震』の被害者だったかのような描写がなされていたので、ここで両親を失っている可能性がある。

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