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アニメ『時光代理人』11話感想・ネタバレ:犯人と対峙するトキ

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目次

『時光代理人』11話のあらすじ

徐姗姗シュー・シャンシャンの失踪について、失踪後48時間が経過しないと警察では立件されないと聞かされたトキ、ヒカル、リンは焦りを覚える。何とか1枚、徐姗姗がSNSに上げた自撮り写真を見つけるも、ヒカルがそこで目にしたのは、仮面の男が徐姗姗に襲いかかる場面だった。しかもその男が徐姗姗にナイフを振り下ろしたところで、写真の世界との接続が途切れてしまう。男の正体を暴こうと息巻くトキだったが、ヒカルは写真との接続が途切れたことの意味を語り、その最悪の事態と向き合う覚悟があるのかとトキに問う。

©bilibili/BeDream:時光代理人

『時光代理人』11話の見どころ・ネタバレ

1.シャンシャンの自撮り写真を使い、何が起こったか見る

犯人と思われたリューミンにはアリバイがあり、エマ殺しは現状不可能という結論が出る。

シャンシャンに何が起こったかを知るために、シャンシャンがSNSに上げた自撮り写真を使って、ヒカルが過去を見る。そこには、夜中、シャンシャンの家に忍び込んだ仮面を被った男性が、シャンシャンを襲撃するという場面が映し出されていた。

シャンシャンの意識がそこで途切れたことから、「最悪の可能性」を指摘するヒカル。ヒカルは写真に入るかどうかをトキの判断に委ねるのであった。

シャンシャンが死んでいる場合、トキが写真に入るとその死を体験する可能性がある。シャンシャンの死の絶望、そして死の体験、過去は変えてはいけないというルールが、トキが写真の中に入る覚悟を揺るがせる。

四川大地震のときにもあったが、死ぬはずの人間を生かすと未来がとんでもなく変わってしまう可能性があるから、この写真に入るなかのルールでは一番守らないといけないことである。

2.写真の中に入る覚悟をするトキ

最悪の可能性が考えられるシャンシャンの写真の中だが、トキはドーインのため、そして犠牲になったエマのためにも犯人に対峙しようとする。

写真の中に入るとトキはシャンシャンとして振る舞い、過去と同じように自分自身と罵り合うという奇妙なことをする。帰り道、リンにトキの過去、そしてヒカルとの出会いについての話しをされる。リンもヒカルもトキのことを「無邪気で純粋だから守ってあげたくなる」という意見で一致しているようだ。

ここで、トキの過去について語られる。自分は四川大地震の件でてっきり「トキの両親は大地震で亡くなった」と思ったのだが違ったようだ。

本当は、トキの両親は子どものトキを置いてどこかに行ってしまったようだ。両親がいなくても強気に生きていたトキだったが、四川大地震のニュースを聞いて「もしかしたら、両親が地震の被害にあっているんじゃないか?」という恐怖から泣いていたらしい。つまり、まだトキの両親は生きている可能性がある。

3.犯人とゲームをするトキ

夜になって、シャンシャンが襲われる時間が近づいてくる。そこで考えがあるというトキは、ヒカルに作戦を伝えて行動に移す。

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©bilibili/BeDream:襲撃犯に備えて行動し始めるシャンシャン(トキ)

その頃、現実世界では犯人が時光写真館に来て、襲撃をかけようとしていた。犯人が店内に入り、暗室に入ったところでヒカルが暗室の鍵を閉めて、犯人を閉じ込めることに成功する。

時を同じくして写真の中のトキは犯人の襲撃を受け止めて、犯人にある提案をする。俺が何者かを特定して、同じ時間に襲撃しろというゲームを持ちかけるのであった。

トキがシャンシャンの体を使って、犯人と取引した結果が、この前のメールの内容である「新しい友だちへ、ヒントを受け取った」に繋がるのだろう。

あらかじめ、襲撃時間を指定していたので、ヒカルが犯人を閉じ込めることに成功したわけである。あとは、トキが写真から出てきて、暗室で犯人との一対一の状況を作り出した。

前回の記事↓
》『時光代理人』10話感想・ネタバレ:過去を変えた影響を知るトキ

『時光代理人』11話の感想・考察

今回、トキの機転によりすでに起こった事と辻褄を合わせつつ、シャンシャンを救い、犯人と対峙することに成功した。まだ、確定していない過去を上手く操って、確定していることと辻褄を合わせて、思い描いた未来に導くというやり方は「シュタインズ・ゲート」を思い出す。

仮面を被っているとはいえ、容姿がリューミンに似ていることから、偶然容姿が似ていた別人か、それとも兄弟とかだろうか?リューミンも「友人」の存在を匂わせていたので、この犯人と協力関係にあるのか確実だろう。

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