『ルパン三世 PART6』14話のあらすじ
女の名は、メルセデス。強盗グループ『エルヴィラ』を率い、各地を騒がせている女盗賊だ。入院したマティアの無事を確認したルパンは、メルセデスを追ってメキシコへと足を運ぶ。その道中、一味に語られるルパンの過去――メルセデスが口にした「トモエ」という女のこと。そして彼女にまつわる、不可解な「謎」のこと……。ルパンは真実を探るため、メルセデスとの勝負に向かう。
©モンキー・パンチ/TMS・NTV:ルパン三世 PART6 第14話
『ルパン三世 PART6』14話の見どころ
1.花屋マティアへのお見舞い
ルパンは花屋のマティアが入院している病院へお見舞いに来る。怪我をさせた人間に、正体を現すのは、ルパンなりの筋の通し方に見える。
マティアはただのモブキャラクターっぽく見えたが、今回の描かれ方から、今後も出てきそうな雰囲気を感じられた。
マティアが言った桔梗の花言葉「変わらぬ愛」というのは、今回のトモエの「教え子たちへの愛」と繋がる演出なのかもしれない。
2.メルセデスの次の獲物
ルパンが狙っていたお宝を横取りした集団の名前は「エルヴィラ」で、その指揮を取るのは「メルセデス」という女泥棒である。
「ルパン三世の時代は終わった」というメルセデスだが、その手法はもはや泥棒というよりは、強盗であり、万全の体制を立てた警察すらも上回る武力でお宝を強奪するというやり方である。(そこに美学はない)
メルセデスは「トモエの教え子」だと自称していたが、その結果、ルパンとは似ても似つかない泥棒方法を採用するのはどういうことなのだろうか?あの強奪がトモエの教え通りなのか、それともルパンを超えたいがあまりの焦りでメルセデスはあのような強引な手法を取っているのか?
3.ルパンの師匠トモエ
ルパンが「母親」と称していたトモエだが、それは血の繋がった親子という意味ではなく、泥棒のイロハを叩き込まれた「師匠」としての意味であった。
©モンキー・パンチ/TMS・NTV:ルパン三世の泥棒の師匠・トモエ
「誰に対しても油断をするな」というのがモットーらしく、それは「トモエ自身に対しても油断するな」という徹底っぷりであった。
ルパン三世を銃弾から守ったりと、教え子に対する愛を見せる一方で、アルセーヌ・ルパンのお宝を盗むという矛盾した行動をしている。ルパン三世はその理由を知りたいらしい。(なぜ、お宝を盗むようなことをしたのか?)
しかし、ルパンにとって死んだと思われていたトモエだが、トモエの弟子を名乗る「メルセデス」が出てきたことで、生きている可能性がグッと高まった。
『ルパン三世 PART6』14話の感想・考察
ルパン三世シリーズは「メインのストーリー」を進めつつ「1話完結のサブストーリー」で構成されることが多いのだが、今回は「2つ目のメインのストーリー」と言える「トモエの謎」が出てきた。(1つ目のメインのストーリーはシャーロック・ホームズで、まだモリアーティ教授が残っている)
前クールで「リリーの話」は終わったので、メインヒロインが「花屋のマティア」に変わった可能性がある。もしかして、マティアが「トモエ」と何か関係のある人物なのだろうか?